CLANNAD ～AFTER STORY～ 第12話 「突然の出来事」 感想

語られる芳野さんの過去。

そして、二人の行方・・・

　季節は夏になり、芳野さんから仕事のお墨付きももらい、
　会社の仲間とも打ち解け、自分の居場所を作る朋也。

　渚が朋也のアパートに行くせいか、なかなか一緒の時間が取れない秋生は、
　夏休みを利用し、海に遊びにいこうと計画を立てる。
　
　その日のアパートへの帰り道、
　渚は朋也に朋也の父親に連絡したか聞く。
　しかし、朋也はいつか会うと言ったきりで進展せず。

　そんな中、会社で朋也にみならいとしてほしいという話が舞い込んでくる。
　朋也は自分より芳野さんの方が適任だと言うが、
　芳野さんは人付き合いが苦手だからと拒否。
　大事な人がいるから多少の困難も乗り越えられるだろうという芳野さんは、
　昔、この街にいたロック少年の話を語りだす―

　好き放題やって無茶ばかりしていたロック少年は、
　ある時、とある女性に自分の音楽をとても理解してくれた。
　その女性は、ずっと続けていけば夢はかなうと励まし続け、
　少年は、プロになったら付き合ってくれといい旅立つ。

　そして、プロになり自分のために歌っていたのに、
　いつしか多くの人々のために歌っていることに気づき、
　現実の壮絶さ、自分の浅はかさ、薄っぺらさを思い知り歌が作れなくなった。

　そんな中、番組で会った人が罪を犯す。
　その人は少年の歌を待ちわびる一人だった。
　自分が歌わないからこんなことになったと悲観する少年は再び歌いだす。
　しかし、無理な理想やきれいごとを歌うようになると、ファンは減っていった。
　それでも歌い続けたが、苦しさを紛らわすために薬に手を出してしまう。

　過ちを起こした少年に居場所はなく、少年は故郷に戻ってきた。
　バスを降り、ふと目にした光景には、自分を励まし続けた彼女の姿があった。
　彼女は少年に歩み寄り、歌を歌い続けているか聞くと、
　少年は見失ったものに気づき、涙がこぼれた。
　誰のためでもなく、自分は彼女のために歌い続けていればと・・・

　この話で芳野さんが朋や伝えたかったこととは、
　大事なものを見失わないこと―
　朋也にとって大事なのは、渚と一緒にいることかな。

　そんな中、朋也の父親が警察に捕まったという一報が。
　仕事の話もなくなってしまい、さらに親子の関係に溝が。
　逃げ出すかのように朋也は、渚と街を出ないかとの問いに、渚は拒否。
　
　警察署で親子の対面を果たすが、父親は何も語らず。
　それに嫌気をさし朋也は飛び出し、
　やり場のない怒りを壁を殴ることで晴らそうとするが、渚に止められる。

　渚に止められ、急に脱力した朋也は、何を思ったのか渚にプロポーズ。
　渚も快く受け入れ、二人一緒なら強くなれると、
　ずっとそばにいることを誓う。
　どんなときも、いつまでも・・・

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　今回は芳野さんの昔話と朋也の事件がシンクロしてしまって、
　とても切なくなってしまいましたが、
　朋也のプロポーズシーンちょっとだけですけどほんわかできました。
　もしあれがなかったら、悲しすぎて次回が見れません(T_T)

　はたして父親との溝は埋まるのか?
　子離れできない秋生は渚を朋也に託すのか?
　まだまだ気になることだらけです。

　次回、「卒業」 です!