Fate/Zero -フェイト/ゼロ- 第24話 「最後の令呪」 感想

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理想は優しく、現実は厳しく―

■Fate/Zero -フェイト/ゼロ- 第24話 「最後の令呪」

悪戦苦闘

　さぁ、最初で最後の戦いとなる切嗣と綺礼の戦いや、
　セイバーとは盟友だった湖の騎士「サー・ランスロット」との戦いに困惑する
　セイバーがどのような戦いを見せるのかが気になる「Fate/Zero」の第24話♪

　あぁ、もう少しで終わってしまう、もっと長く見ていたい・・・

　まず、切嗣と綺礼の戦いは、
　いかにして切嗣が八極拳の使い手である綺礼の間合いに入らずに戦うかという事で、
　綺礼の間合いに入らないように銃撃戦で対処したい所ですが、
　綺礼は魔術師としては大成していないという事から「起源弾」の効果はあまり望めず、
　必然的に接近戦特化な綺礼の戦闘パターンに持ち込まれる事に!!

　原作を読んでいると長く感じる戦闘シーンだけど、
　アニメになると展開が早いという事で疾走感が心地良いですなぁ(>_<)

　また、アイリとの最後の対話の時にどんな傷でも瞬時に癒してしまうという
　セイバーの宝具「全て遠き理想郷（アヴァロン）」を携帯していた切嗣は、
　運動能力を飛躍的に向上させる魔術「固有時制御」を限界以上に利用し、
　綺礼の接近戦に対抗するという無茶ぶりを発揮!!

　「全て遠き理想郷（アヴァロン）」は傷は癒す事は出来ても
　「痛み」を消す事は出来ないので、切嗣は血管が切れる「痛み」に耐えながらの
　戦闘になるというわけです、辛いよねぇ・・・

　一方、かつての盟友「サー・ランスロット」との戦闘に戦意喪失しかけていたセイバーでしたが、
　バーサーカーの並外れた魔力消費量に肝心の雁夜の魔力が底をついてしまったという事で、
　バーサーカーの特性を失った「サー・ランスロット」も勝手に自滅という結末に!!

　原作を読んだ時も「えっ!?」という衝撃の結末でしたけど、
　アニメではもう少しこの二人をピックアップしてもらいたかったなぁ(>_<)

この世の全ての悪（アンリ・マユ）の誕生!!

　さて、死闘に次ぐ死闘に熱を帯びてきた展開ですが、
　ライダーやバーサーカーの離脱によりアイリの体内に宿っていた「聖杯」が
　徐々に活動し始め、あろうことか激戦を繰り広げていた切嗣と綺礼が
　「聖杯」から溢れ出た「泥」を浴びては取り込まれてしまう事に!!

　泥と血飛沫の演出が何とも言えない不思議な美学に生まれ変わるとは(^O^)

　しかし、切嗣は「この世の全ての悪（アンリ・マユ）」の泥に取り込まれた事で、
　「この世の全ての悪（アンリ・マユ）」と同化したアイリに聖杯の内側の世界を案内され、
　切嗣が実現させようとする願い「恒久的な平和」の未来予想図を見せられ驚愕!!

　聖杯が提示した切嗣の願いの実現のあり方とは、
　
　「切嗣、アイリ、イリヤの3人しかいない世界を作り上げ、他者は全て皆殺し。」

　という聖杯の真相を目の当たりにして「この世の全ての悪（アンリ・マユ）」に切嗣絶望!!

　そう、ラスボスは「麻婆神父」ではなく「ブラック・アイリ」だったのだ(>_<)
　聖杯の内側でも愛する人達と決別する羽目になった切嗣って・・・

　もちろん、聖杯を稼働させてはいけないと判断した切嗣は、
　令呪を使ってセイバーに聖杯の破壊を命ずるという策に出るが、
　アイリに聖杯を掴み取るという約束をしていたセイバーにとっては、
　切嗣がこの期に及んで何を考えているのか全く分かっていないという事が辛い!!

　最初から最後までマスターとサーヴァントとして成り立っていなかったセイバー陣営。
　ギル様、セイバーへ求婚している場合じゃないってばよ(笑)

あとがき

　あぁ、「Fate/Zero」が終わっちゃうよ～(T_T)

　いや～、ここまで来ると一気に見終わっちゃいたい所ですよね♪
　次回の内容もなかなか見どころが満載なんだ、楽しみ(>_<)

　それにしても、ギル様は空気が読めていないなぁ(^O^)

　この状況下でセイバーに求婚を申し込んでも、
　セイバーが首を縦に振ってくれるはずないのにね!!

　まぁ、ギル様的にはなかなか素直になってくれないセイバーが愛おしいんでしょうけど(笑)

　次回、「Fate/Zero」 です!