中二病でも恋がしたい! 第10話 「聖母の…弁当箱（パンドラズ・ボックス）」 感想

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何が正しいかなんて誰も分からないのに―

■中二病でも恋がしたい! 第10話 「聖母の…弁当箱（パンドラズ・ボックス）」

障害が多き恋路の行方とは・・・

　さぁ、六花ちゃんと勇太の恋路が非常に気になる中、
　終盤のシリアス展開を想像すると切なさが溢れ出してきそうな第10話でございます♪

　イベントやハプニングを通してお互いを意識するのはテンプレだけど、
　今後必ず発生するであろうシリアス展開までテンプレにしなくてもいんだけどなぁ・・・

　さて、六花ちゃんの勇太への接し方が変化したことにより、
　勇太の方も六花ちゃんの事を強く意識しだし、この気持ちを「恋」だと認識したことで、
　両想いの中二病カップルの成立は確実視されるものとなりましたが、
　六花ちゃんには早苗ちゃん、勇太には誠という「親友」の存在が欠かせないものとなり、
　お互いに恋の悩みをサポートしてくれた二人の活躍が非常に光っていましたよね♪

　早苗ちゃんの中二病キャラを捨てた「素」の恋のアドバイスもかっこよかったし、
　誠の勇太を茶化しながらの恋のアドバイスも高校生の男子らしくてステキだったしね(^O^)

　もちろん、お互いの「好き」という気持ちを確認し合った六花ちゃんと勇太ですが、
　中二病を発動せずに素直に好意を表現できた六花ちゃんに対し、
　勇太が普段の六花ちゃんの中二病の好みに合わせて「ダークフレイムマスター」となり
　六花ちゃんへの告白を敢行しようとしていたのも六花ちゃんの事が本当に好きだから
　六花ちゃんに嫌われない様な配慮を考えていたのだといろいろ想像するとニヤニヤが止まりません!!

　お互いに告白するまでのぎこちない距離感も楽しめたし、
　色々と細かなギャグを含ませた告白にするのが憎い演出だよなぁ(>_<)

　しかし、六花ちゃんには父親の死を未だに認めていないという重大な因子が残っており、
　海外に料理修行に行く事が決まりかけている十花さんが日本を離れる事により、
　一人になってしまう六花ちゃんのために今まで行方をくらませていた六花ちゃんの母親が
　六花ちゃんの面倒を見る予定になっているが、六花ちゃんの父親の死を秘密にしていた
　六花ちゃんの母親と六花ちゃんの確執というのは簡単に修復できるものではないと思うんですけどね。

　六花ちゃんと仲直りするためにお弁当を作って学園祭に現れた六花ちゃんの母親だけど、
　六花ちゃんの母親の優しさが六花ちゃんに伝わるには非常に時間がかかると思いますが、
　今後の展開で二人の溝がどれだけ修復できるのかも楽しみな所ですよね(^O^)

　また、六花ちゃんの家庭内の事情を色々と知り、六花ちゃんにとっての幸福を考え始めた勇太が、
　六花ちゃんの明るい未来のために中二病を卒業させようと強要してしまった事は、
　中二病という共通の病から生まれたカップルの幸先には間違いなくマイナスだろうし、
　もっと考えてみれば他にも解決策が見つかったかもしれないと思うと非常に残念ですよね。

　あぁ、遂に終盤のシリアス展開に突入してしまったことにより、
　次回は間違いなく最終回のハッピーエンドのためのシリアス回だろうなぁ(T_T)

　六花ちゃん、眼帯からカラーコンタクトまで外しちゃったし・・・

あとがき

　とりあえず、シリアス展開の中にもギャグが光っているのが唯一の救いですかね(+_+)

　いやはや、ようやく中二病カップルが成立したかと思えば、
　すぐにマイナスなイベントが発生してしまうのは仕方のない事なんですかね。

　学園祭の催し物のために邪王真眼とダークフレイムマスターが激突するという
　寸劇がシリアス展開のためにカットされてしまうのが非常に惜しい・・・

　あぁ、邪王真眼とダークフレイムマスターの中二病バトルが見たい(>_<)

　それにしても、今回は勇太や六花ちゃん以外にも
　みんなが光っていたのが良かったと思うんですけどね♪

　愛するマスターをダークフレイムマスターから救い出すために、ミョルニルハンマーを
　パワーアップさせては勇太を倒そうとする早苗ちゃんや、かつての中二病仲間と再会を果たしては
　女の戦いを繰り広げる森夏ちゃん、文化祭の後夜祭には付きもののステージ上での告白タイムに
　挑む誠に、誠の好意をスヤスヤ眠りながら拒絶するくみん先輩など、
　普段は六花ちゃんがボケる所をみんなでカバーしていたのが印象的でもありましたよ!!

　何気に、十花さんと夢葉ちゃんの「リアルおままごと」が
　離婚調停の真っ最中だったことに驚きもしましたけどね(笑)