中二病でも恋がしたい! 第11話 「片翼の…堕天使（フォーリン・エンジェル）」 感想

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心が痛い、心が痛いよ―

■中二病でも恋がしたい! 第11話 「片翼の…堕天使（フォーリン・エンジェル）」

中二病からの卒業、その選択は正しかったのか・・・

　さぁ、突如中二病から卒業してしまった六花ちゃんの心境や、六花ちゃんの中二病からの
　卒業に対して周りがどのような反応を示すのかが非常に気になる第11話でございます!!

　家族との仲を取り戻すために中二病を捨てた六花ちゃんだけど、
　これで万事解決するなんて誰も微塵も思っていないだけに心が痛い・・・

　さて、「中二病」を卒業して「普通」の女子へと変貌を果たそうとしている六花ちゃんは、
　眼帯やカラーコンタクト、痛い発言といった外見から見た中二病の特徴を見直しはじめ、
　普通の女の子らしい言葉やクラスメイトと溶け込もうとする姿勢を見せたり、部屋中の怪しい雑貨を
　全て処分したりと、六花ちゃんなりに「普通」の女の子になろうと努力し始めた事はいいのですが、
　今後の現実を見据えて大好きだった中二病を無理に卒業する必要性は全くないと思うし、
　やはり、今まで六花ちゃんの「中二病」のおかげで楽しませてもらえていたという経緯からか
　物足りなさというのをひしひしと伝わってくるのに対し素直に切ないと感じましたよ。

　勇太が六花ちゃんに中二病を卒業しろと言ってしまっただけに、
　どこか中二病に未練を感じていそうな六花ちゃんに責任を感じて物申す事が出来ない
　勇太の戸惑いというのも随所で見せられちゃうのも辛いですよね(>_<)

　もちろん、突然中二病から卒業しては「邪王真眼」というマスターを失った早苗ちゃんが、
　「普通」の女の子として振る舞おうとする六花ちゃんに中二病に戻って来てもらおうと
　一生懸命になる姿にはどうしようもない悲しい感情が込み上げてきてしまいましたし、
　まさかの勇太からの中二病の否定に早苗ちゃんが号泣してしまうのも、六花ちゃんの中二病に
　陶酔していた早苗ちゃんにとっては衝撃的なリアルを突き付けられたと思いましたよ。

　あぁ、いつも元気に中二病を振る舞っていた早苗ちゃんが
　ボロボロと涙を流してしまったら立ち直れないよ～(T_T)

　また、やり場のない憤りを早苗ちゃんにぶつけてしまった勇太自身も
　かつては中二病を経験しているだけに、現実世界における中二病の必要の無さを
　痛感しながらも、欲しい物をねだる幼き子供のような何かに縋っていたいという
　純粋な気持ちとの葛藤に悩まされる姿も印象的でしたよね!!

　各々の心の弱さがぶつかり合ったがために招いた悲しき衝突。
　ふぅ、中二病によってみんなが出会う事が出来たというのに・・・

あとがき

　やっぱり、最終回前の壮絶なシリアス展開には毎度落ち込まされてしまいますなぁ(+_+)

　普通の女の子になろうとする御淑やかな六花ちゃんもなかなか可愛くて良かったんですけど、
　今まで何度もカッコいい中二病スタイルの六花ちゃんを見続けてきただけに、
　素直に六花ちゃんを見る事が出来ない人達も自分のようにいたと思うんですよ!!

　あぁ、最終回では全開の中二病な六花ちゃんを見ては華々しく喜びたい(>_<)

　それにしても、森夏ちゃんが「普通」な六花ちゃんにむきになる早苗ちゃんを
　優しくなだめる姿には驚かされましたよね♪

　森夏ちゃんのナイスバディに埋もれて何も出来ない早苗ちゃんが、
　今まで見せた事のない森夏ちゃんの母性にちょっとだけ甘えてしまうのは仕方のない事!!

　モリサマー、強ぇ・・・