リトルバスターズ! 第14話 「だからぼくは君に手を伸ばす」 感想

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一人じゃない、一人じゃないんだ―

■リトルバスターズ! 第14話 「だからぼくは君に手を伸ばす」

「西園 美魚」になるための試練

　さぁ、美鳥ちゃんによって美魚ちゃんの記憶を消されそうになっては
　美魚ちゃんの事を決して忘れないともがき苦しむ理樹が印象的な、
　アバンからシリアス展開が絶好調な「リトバス!」の第14の感想でございます!!

　美鳥ちゃんの精神攻撃は理樹に絶大なダメージを与えていますよね(>_<)
　いかに記憶というものが曖昧なものかまざまざと知らしめられましたしね・・・

　さて、美魚ちゃんの事を決して忘れてはいけないと決意し続けようとしている理樹は、
　理樹の良き理解者誰よりも的確なアドバイスを送ってくれる恭介に美魚ちゃんの事を
　忘れないためにも周りの情報を鵜呑みにせずに自分自身を信じる勇気を持ち続ける事の
　大切さをアドバイスしてもらったり、美魚ちゃんがリトルバスターズの仲間達と一緒に
　作った短歌の存在を思い出しては美魚ちゃんの事を決して忘れないという
　美魚ちゃんの事を誰よりも親身になってくれる理樹に対し、美鳥ちゃんが理樹の決意に
　根負けしては行方不明中の美魚ちゃんの居場所を教えてくれるとは思いませんでしたよ!!

　不確定な要素に対する理樹の相談にもしっかりと対応してくれる恭介もカッコいいけど、
　やっぱり、信念が揺らぎそうになっても挫けない理樹の頑張りが印象的ですよね(^O^)

　また、美魚ちゃんと再会する事が出来た理樹が美魚ちゃんと美鳥ちゃんの
　関係性を知る事となり、美鳥ちゃんが幼少時の頃から一人ぼっちだった美魚ちゃんが
　自分自身を映し出した鏡を見ては作り出された想像上の妹という二重人格とは違う
　暗い性格の美魚ちゃんが憧れる「自分の理想像」を表したかのような美鳥ちゃんに対し、
　美魚ちゃんは親の都合によりいつも遊び相手だった美魚ちゃんにしか見えない美鳥ちゃんを
　精神治療によって一時的に消し去られてしまい親しかった美鳥ちゃんを忘れてしまった事に
　対する罪悪感や改善しない学校での対人関係からか自分がいなくなればいいと思い込む
　ようになり、ふとしたことで美鳥ちゃんを思い出しては美鳥ちゃんに自分を託し、
　誰とも触れ合う事が無く己の心を傷つける事のない「孤独」を求めていたという
　美魚ちゃんの深刻な苦悩は、今までのお話の中でも衝撃度の高い内容ですよね!!

　美魚ちゃんが突然消失しては美魚ちゃんを忘れまいと涙を堪えようとする理樹だけど、
　理樹の涙が美魚ちゃんへの想いを最大限に表現出来る憎い演出ですよね♪

　理樹の声を当てている「堀江 由衣」さんによる男泣きの演技、貴重ですよね(>_<)

　しかし、リトルバスターズの仲間達と出会った事で美魚ちゃんの孤独への願いが
　揺らいでいた事を知っていた理樹による熱心な説得や想像上の人物である美鳥ちゃんが
　本当は美魚ちゃんに現実世界で生活してもらいたいという願望が功を奏し、別々に影を
　共有していた美魚ちゃんと美鳥ちゃんが一体化しては一人の人間として生まれ戻った
　美魚ちゃんの消失した美鳥ちゃんのためにも生きる決意をした満面の笑顔に今までの暗雲が
　一掃されて清々しい気持ちで美魚ちゃん回を締めくくる事ができ、リトルバスターズの
　仲間達と親しく交流する美魚ちゃんの姿に感動しないはずがありませんよね♪

　心なしか生き生きとし始めた美魚ちゃんの特別仕様のEDも素敵だし、
　最後に映された使わなくなった日傘がいい味を醸し出してますなぁ(^O^)

あとがき

　美魚ちゃん、マジメインヒロイン(>_<)

　ということで、小悪魔みたいで可愛かった美鳥ちゃんを押しのけては
　最後に満面の笑顔で視聴者をノックアウトさせた美魚ちゃんが強かったという
　演出も非常に良かった美魚ちゃんがメインのお話が終わりましたね♪

　でも、どうして理樹だけが美魚ちゃんの想像上の人物である美鳥ちゃんに
　出会う事が出来たのかという疑問や、理樹による美魚ちゃんの説得時の世界が
　現実世界だったのか心象世界だったのか良く理解できない謎が残りましたがね・・・

　とりあえず、「Key」の製作した作品ということで、
　このような出来事は日常茶飯事なんだろうと思いますけど(笑)

　ほら、「CLANNAD」でも謎の少女とガラクタの人形が出てくる
　「幻想世界」の事もありましたしね(>_<)

　まぁ、現状だけでは分からなくても
　終盤で解明されるかもしれませんしね、期待していきましょう(^O^)