リトルバスターズ! 第22話 「わたし、必ず戻ってきます」 感想

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自分らしく、君らしく―

■リトルバスターズ! 第22話 「わたし、必ず戻ってきます」

逃げちゃダメなんだけど・・・

　さぁ、「テヴア共和国」で宇宙飛行士をしているクドちゃんの母親「チェルヌシカ」が
　搭乗している宇宙船が大事故を起こしてしまったことによるクドちゃんの悲しみを
　理樹達がどのようにして励ましていくのかが気になる「リトバス!」の第22話ですよ!!

　アバンから悲しみが溢れる「テヴア共和国」の事故のニュースばかり。
　あぁ、終盤に向けた「リトバス!」はシリアス展開だらけの予感が・・・

　さて、「テヴア共和国」で起こった大事故に対して何事も自分達の力で解決してきた
　理樹達でも手に余る事件に無力を噛み締めそうになる理樹達ですが、恭介の説得力の
　ある励ましに自分達を鼓舞しては悲しみに暮れているクドちゃんを勇気づけようとしても、
　クドちゃんがチェルヌシカと同じ「テヴア共和国」で宇宙飛行士になるという夢を途中で
　挫折して日本に逃げてきたトラウマを克服しない限りはチェルヌシカに顔向けできない
　というクドちゃんの苦悩が「テヴア共和国」への帰国を迷わせ、喜怒哀楽を共に
　共有してくれる理樹達と離れては一人でチェルヌシカの安否を受け入れられるかどうか
　悩み続けながらも、帰国せずにチェルヌシカの無事を祈り続けるクドちゃんの苦渋の決断も
　クドちゃんが悩み抜いた上で決断できたのならいいのですが、クドちゃんの偉大な
　チェルヌシカに対する自身の劣等感を払拭させるには至らず、どんどんと悲しみの深みに
　はまっていくクドちゃんを見続けていくのは非常に辛いですね。

　現実から目を逸らさないという普段通りの理樹達の考えに反対しては
　辛い事から目を逸らす大切さを語った鈴ちゃんの行動が意外でしたよね!!

　鈴ちゃんの意外な行動、どう考えても今後の伏線だよなぁ(>_<)

　もちろん、誰よりもクドちゃんの事を心配していた理樹の説得がクドちゃんの苦悩を
　解き放つきっかけとなり、偉大なチェルヌシカを追いかけずに自分らしく夢を叶えるべき
　だという理樹の一つに答えにはクドちゃんに対する深い愛情を感じさせてくれましたが、
　理樹が答えを見出すまでに体感した様々なフラッシュバックが非常に意味深であり、
　クドちゃんを諭すようにアドバイスを送った恭介の今後の伏線とも見受けられる発言の
　数々が理樹とどのような関連を見せるのかもとても気になる所ですよね♪

　原作の展開を知らない自分としては棗兄妹が非常に怪しい存在に思えてきましたが、
　果たして、棗兄妹が理樹と幼馴染以外にどんな接点持ってくるのか楽しみですね(^O^)

あとがき

　あの、次回予告でクドちゃんが精神的ではなく肉体的にもヤバそうなんですけど・・・

　いやはや、「リトルバスターズ」以上に発言の存在が増している
　かなたんの名脇役っぷりが渋い演出になっていますよね!!

　うぅ、かなたんもリトルバスターズに入って一緒に野球をしたらいいんだけど、
　かなたんの体は痣だらけだから人前での肌の露出は無理なのよね(T_T)

　それにしても、今回唯一のギャグに転じる働きを見せた真人の珍しく真面目に
　事の重大さを噛み締めたと思ったら難しい事を理樹に丸投げする
　おバカだけど善人な姿勢がたまりませんでしたよね♪　

　クドちゃんとのひと時の別れに大粒の涙をこぼす真人、いい奴だなぁ(^O^)