とある科学の超電磁砲S 第5話 「絶対能力進化計画(レベル6シフトけいかく)」 感想

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生殺与奪―

■とある科学の超電磁砲S 第5話 「絶対能力進化計画(レベル6シフトけいかく)」

ヒャッハー、ダークなシリアスショーの始まりだぁ♪

　さぁ、自分のクローンは存在しないと思い込んでいた美琴ちゃんが
　自身のクローン「妹達」との遭遇を果たして驚愕してしまいながらも、
　「妹達」の第一声が「みゃ～♪」ではさすがの美琴ちゃんでも拍子抜けに
　なってしまう「超電磁砲S」の第5話の感想でございますよ!!

　前回の終盤からの緊張感を「みゃ～♪」の一言で
　ほっこりさせてくれる「妹達」のポテンシャルの高さ、侮れませんね(笑)

　さて、自身のクローン「妹達」の一人「9982号」と対面を果たし、クローンという
　存在はダークな性格であると思い込んでいた美琴ちゃんですが、幼い子供や小動物に
　優しく、口調も丁寧でおっとりとした性格の「9982号」の様々に行動に気が抜けて
　しまいながらも、水面下で自身のクローンが製造されていた事に苛立ちを隠せないのは
　当然の事ですが、逐一行動がおかしい「9982号」を放ってはおけずに「9982号」の様子を
　伺っては振り回されていく美琴ちゃんの困り果てる姿が、黒子ちゃんに振り回される時と
　違い愛嬌が生まれるからこその面白みが十二分に伝わってきますよね♪

　あぁ、「9982号」のコミカルなギャグに必死に食らいついてツッコミを入れようとする
　美琴ちゃんの姉妹漫才がアニメで動くとこんなに面白いだなんて感動です!!

　「9982号」の人をバカにしたかのようなギャグ顔、反則だよなぁ(>_<)

　しかし、美琴ちゃんは「9982号」から知らされなかった「妹達」の存在意義に対して深い
　悲しみや憎悪を抱く事となり、レベル5のクローンを大量生産する計画「超電磁砲量産計画」を
　再利用し、大量の「妹達」を相手にレベル5能力者を様々な状況下で戦闘を行わせ、実戦による
　能力の成長を促す事で理論上では可能なレベル6を生み出すという計画「絶対能力進化計画」を
　知る事となり、「絶対能力進化計画」に参加していたレベル5の能力者「一方通行」が容赦なく
　「9982号」を殺害する現場を目撃しては居ても立ってもいられずに一方通行に向かっていく
　美琴ちゃんの狂気の様がAパートの賑やかな展開とは全く違い非常に重苦しく、特殊EDによる
　重厚な音楽も相まって手に汗握る緊張感というのは今期のアニメ作品の中でも随一の出来栄え
　だったのではないでしょうかね!!

　うぅ、先ほどまでコミカルな活躍を見せていた「9982号」が
　一方通行に残虐にされる姿というのは見ているのが辛いですよね(T_T)

　当然、ダークな美琴ちゃんを見るのも辛い・・・

　もちろん、「とあるシリーズ」を愛する人達にとって緊張感高まる演出をしっかりと
　決めてくれた「打ち止め」ちゃんと出会う前の悪真っ盛りの一方通行の活躍は非常に
　刺激的であり、「9982号」の足を容赦なくもいだり、「9982号」の頭上にコンテナを
　落しては「9982号」を圧死させるという芸当で凶悪な敵役を必要以上に見出してくれた
　一方通行のアンチヒーローな姿というのは今回以上に勝るものはないのかもしれませんね!!

　待ちわびていた一方通行の悪行三昧は興奮が必至だけど、一方通行の特徴的な
　言動や顔芸でシリアス展開にもかかわらず笑みが出ちゃうのも懐かしい感覚ですなぁ(^O^)

　怖さと面白さを兼ね持つ一方通行、さすがですね(笑)

あとがき

　美琴ちゃんと同様に「ゲコ太」がお気に入りな「妹達」、血は争えませんね(>_<)

　ということで、「超電磁砲S」の前半戦の屈指のイベントの一つであろう
　一方通行の登場のインパクトというのはかなり大きいものとなりましたね♪

　圧倒的な魅力を遺憾なく発揮する一方通行、かっこよすぎですよね(^O^)

　もちろん、一方通行が悪さを働く事で美琴ちゃんにとっての心理状態は相当な
　シリアス展開に向かっていくでしょうが、このシリアス展開を超えた先にある
　感動をより味わうためには必要不可欠な要素なのではないでしょうかね!!

　ふぅ、心の準備が間に合わないととんでもない事になりそうだなぁ・・・

　それにしても、映像とは別に文字だけで内容を把握させようとする
　演出が非常に効果的で緊張感を数割増しにさせられた気がしましたよ!!

　文字だけの演出は脳内で映像としてイメージさせてくれるという事で、
　描写だけでは表現しきれない残虐な部分も鮮明に考えさせてくますしね♪

　ホント、言葉以上に残虐なイメージを植え付けられた気がします(+_+)

　次回、「あたし…みんなのこと見えてるから」 です!