とある科学の超電磁砲S 第11話 「自動販売機」 感想

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進退維谷―

■とある科学の超電磁砲S 第11話 「自動販売機」

〝魔術〟と〝科学〟が交差する時、物語が動き出す!!

　さぁ、度重なるシリアス展開を乗り越えた後に待つ「妹達編」における最大の
　癒しになるであろう「禁書目録」の主人公「上条当麻」と美琴ちゃんによる
　夫婦漫才がリメイクされて帰ってきた「超電磁砲S」の第11話ですよ!!

　やはり、今回のお話は「禁書目録」の第1期を見ていた人達にとって
　過去と現在の作画の違いを楽しむ事が醍醐味になる事でしょうね♪

　はぁ、「禁書目録」の第1期は2008年に放送してから
　5年も経っているんだよなぁ・・・

　さて、困っている人に手を差し伸べたくなる基本的には誰にでも優しい性格の
　当麻と面識があるという事で、自動販売機にお金が飲まれて困っている当麻に
　声をかけてあげる美琴ちゃんですが、当麻は美琴ちゃんとの自動販売機前での
　再会の前に経験したとある戦闘の後遺症で記憶喪失状態のまま美琴ちゃんと
　再会している事から、美琴ちゃんを知らない人と捉えながらもその場のノリで
　美琴ちゃんと当たり障りない交流を果たすという「禁書目録」と「超電磁砲」の
　物語が交差して一つの新たな物語となる点が今回のお話の魅力だというのは
　「とあるシリーズ」を愛する人達にとって言うまでもない事実ですよね!!

　あぁ、シリアス展開が続いていたおかげで険しい表情ばかりだった
　美琴ちゃんが当麻に癒されていつもの元気な美琴ちゃんに
　なったのは非常に嬉しいなぁ(T_T)

　さすが上条さん、持ち前の不幸体質が周りを明るくしてくれますね(笑)

　また、「超電磁砲」において美琴ちゃんと同様にメインキャラクターを務める
　黒子ちゃん達の久しぶりの登場が今回の物語をより盛り上がらせ、美琴ちゃんが
　何かを悩む原因は恋煩いだ推測する涙子ちゃんと飾利ちゃんに対し、大好きな
　美琴ちゃんが恋煩いで悩むはずはないと頑なに認めずに動揺する黒子ちゃんが、
　美琴ちゃんと当麻が二人きりでいる現場を目撃しては当麻の事を毛嫌いしながらも
　久しぶりに見る美琴ちゃんの笑顔に安心してしまうという「超電磁砲S」になって
　美琴ちゃんの精神の支えとして大きな影響を持つ黒子ちゃん達の活躍というのも
　忘れてはいけない楽しみの一つなのではないでしょうかね♪

　美琴ちゃんの事となると情緒不安定になる黒子ちゃんや美琴ちゃんの
　恋煩いを見抜いてしまう涙子ちゃん、恋のお話に興味津々な可愛らしい
　飾利ちゃんといった美琴ちゃんのシリアス展開と無縁だった黒子ちゃん達が
　久しぶりに面白おかしく活躍してくれると和やかな気持ちにさせてくれますね!!

　飾利ちゃんを代表する名言「ぬっふぇ」、頂きましたぁ～(^O^)

　しかし、「絶対能力進化実験」の阻止のために実験に関与する研究施設を全て妨害し、
　実験を中止に出来たと思い込んでいた美琴ちゃんが今までと変わらずに実験に望もうと
　している「妹達」と遭遇し実験の継続を知ってしまうという「妹達」を助けられたと
　喜んでいた美琴ちゃんを再び奈落の底に落とすかのような「妹達」からの衝撃の事実は
　あまりにも厳しく、実験を執り行っているのが学園都市の意志だと気付いた美琴ちゃんが
　今までの日常生活を捨ててでも学園都市を敵に回し「妹達」を救い出そうと決意する
　固い意志が美琴ちゃんをどう導いていくのか非常に気になる所なのではないでしょうかね!!

　何となく察しが付いているであろう盛り上がり方ですが、
　再び「妹達」に苦しめられる美琴ちゃんの苦痛というのは見るに耐えないですよね。

　でも、これからが「妹達編」の見せ場という事で期待せざるを得ませんね(>_<)

あとがき

　一方通行、変な「モノ」を食べないでください・・・

　ということで、Aパートは「超電磁砲」らしい明るい美琴ちゃん達に当麻が
　加わる事でより面白みが増す内容でしたが、Bパートは当麻の不幸体質を
　うつされたかのように美琴ちゃんが不幸を背負い込むというメリハリの
　利いた展開は自然と惹き込まれてしまいますよね!!

　まぁ、「とあるシリーズ」を愛する人達にとってはかなり前から予想できている
　展開という事で驚きは少ないでしょうが、第1期の「禁書目録」の当麻の目線で
　捉えられていた内容が、作画や演出面のパワーアップを経て美琴ちゃん目線で
　同じ物語を再び楽しめるというのは非常に魅力的ですよね♪

　あぁ、先の展開が楽しみすぎて辛い・・・

　それにしても、美琴ちゃんと当麻のイチャイチャも面白かったけど、
　やっぱり、「超電磁砲」においては黒子ちゃんの目まぐるしい表情や
　感情の変化を楽しめたのは大きいですよね!!

　黒子ちゃんの声を当てている「新井 里美」さんの名演技に
　応えるかのように絶妙な効果音やBGMで黒子ちゃんの魅力を
　最大限に引き出してしまうスタッフさんには感服いたしますよ(^O^)

　黒子ちゃん無くして「超電磁砲」は語れない、そんな気がします♪

　次回、「樹形図の設計者(ツリー・ダイアグラム)」 です!