きんいろモザイク 第12話 「きんいろのとき」 感想

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金石の交わり―

■きんいろモザイク 第12話 「きんいろのとき」

　あぁ、毎週本当に楽しみにしていた「きんモザ」も最終回なのね｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

　そんなわけで、大好きな作品だからこそいつかは訪れてしまう最終回にちょっぴりセンチメンタルになってしまいますが、癒し成分がたっぷりな「きんモザ」は、最後までアリスちゃんと忍ちゃんの相思相愛な姿勢が十二分に伝わってくる愛情たっぷりな最終回であったということもあり、最後の最後までニヤニヤしっぱなしになり、とても他人には見せられない顔で楽しく「きんモザ」を楽しむことができましたよ♪

　まさか、Aパートの終盤でEDテロップが流れてしまう仕様にはちょっぴり驚かされてしまいましたが、Aパートの内容自体は、アリスちゃんと忍ちゃんのイギリスと日本の国境を越えた素晴らしい“絆”が垣間見ることができ、高校2年生へと進級したアリスちゃんがクラス替えで忍ちゃんと別のクラスになってしまい愕然としてしまい、授業と授業の間の休み時間にしか会えない忍ちゃんのことを想うと胸が苦しくなってしまったり、忍ちゃんにそっくりな“こけし”を机の上に置き、忍ちゃんに会えない寂しさを紛らわそうとしたりと、いつの間にか忍ちゃんの隣にいることが必然と化しているアリスちゃんが、改めて大好きな忍ちゃんと一緒にいられる喜びを噛み締め、ますます忍ちゃんのことが大好きになり、アリスちゃん達が親しい関係を築いてきた今までの一年間を思い出の写真から振り返るEDは否が応でもほっこりさせられてしまうのではないでしょうかね(^O^)

　まぁ、わざわざイギリスから海を渡って日本へとやってきたアリスちゃんが、教室一つ分の忍ちゃんとの一時的な別れで大ショックを受けてしまうのは少々忍ちゃんへの愛が重いようにも感じさせられますが、思春期真っ盛りの少年・少女達が抱く親しい親友と別のクラスになる辛さって案外万国共通なのかなと気付かされたのはちょっと勉強になったかな。

　そして、Aパートではアリスちゃん達が高校2年生になったお話だったのに、「きんモザ」にとって大切な締めに当たるBパートでは、急に時系列が高校一年生の頃のおまけエピソード的な内容ってどういうことなの!?

　もちろん、急に時系列が変わったくらいで、いきなりアリスちゃん達にニヤニヤ出来ないなんてことは全く無いから全然大したことではなく、最後の最後までアリスちゃんと忍ちゃんの固い“絆”を堪能出来る内容だったというのは「きんモザ」の締めに相応しい内容だったと思いましたし、Bパートの内容の方も時系列は変われど今までとは一風変わった演出が目を引き、以外にもストリーテラーな忍ちゃんが、自分達を登場させた創作の物語を即興でアリスちゃん達に披露し、“金髪なお姫様の忍ちゃん”が主役の物語がミュージカル調で進んで行き、金髪の忍ちゃんとは違って金髪のお姫様が板に付くアリスちゃんやフリーダムな性格が海賊にピッタリなカレンちゃん、人魚にはスレンダーな体系が一番映える綾ちゃんや、凛々しい王子様がかっこよすぎる陽子ちゃんなど、原作では金髪な仲良しお姫様の二人としてアリスちゃんと忍ちゃんしか登場していなかった内容が、「きんモザ」の最終回を期に、忍ちゃんの創造の物語を壮大な物語としてアニメ化し、原作ファンにも嬉しい感動と癒しを提供してくれたというのはとても魅力的なサプライズとなったことでしょうね!!

　さて、「きんモザ」の総括に移りましょうかね。一通のエアメールから始まった日英美少女達のふわふわな異文化交流な日常劇がテーマとなっている「きんモザ」は、基本的にはアリスちゃんと忍ちゃんの友情が基礎となって物語が構成されていると思いますが、他の日常系作品にはない緩さというのは、日常系作品というよりもファンタジー作品を見ているかのような感覚に近いのだとアニメ化されて気が付きましたね。

　ファンタジー作品といえば、剣や魔法、モンスター等が登場するおとぎ話みたいなものを創造しがちですが、可愛いキャラクター達をただ愛でたり、特別なシリアス展開など特に何も起こらないアリスちゃんと忍ちゃん美しすぎる友情というのは空想的に捉えられるのかもしれないのではないでしょうかね。

　まぁ、日常系作品に難しいことを考え出したらきりがないから難しい話はこの辺にしといて、最初から最後まで終始ニヤニヤし続けてきたアニメの「きんモザ」も今回で終わってしまいますが、原作ではまだまだ絶好調な作品だけに、原作が始まった当初から大好きな「きんモザ」をこれからもしっかりと楽しんで応援していきたいと思います(>_<)

　それでは、「きんいろモザイク」 の感想はこれにてm(__)m