＜物語＞シリーズ セカンドシーズン 第13話 「囮物語 第乱話 なでこメドゥーサ 其ノ貳」 感想

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あざとさは正義か、悪か―

■＜物語＞シリーズ セカンドシーズン 第13話 「囮物語 第乱話 なでこメドゥーサ 其ノ貳」

　撫子ちゃんの部屋着の可愛さが、「傷物語」の時よりもパワーアップしているなんて“あざとい”としか思えない(>_<)

　というわけで、アバンからしっかりと“可愛い”姿や仕草を振りまく撫子ちゃんにニヤニヤするしかない「＜物語＞シリーズ セカンドシーズン」の第13話となっておりますが、内容のほうは決してニヤニヤ出来るものではなく、強大な力を持っていた忍ちゃんが暦達が住む街を訪れたことにより、忍ちゃんに引き寄せられるように悪い気が北白蛇神社に集まることとなっては、暦達が「まよいキョンシー」の時に過去に行くための使用した霊的エネルギーの消費によって、北白蛇神社に祀られていた神であるクチナワのエネルギーも使用されてしまい、神としての形成が保てなくなったクチナワが、再び神として戻れるように、力を回復させるために必要不可欠などこかに封印されている
“クチナワの神体”を、蛇を惨殺した償いとして撫子ちゃんに見つけさせようとした結果が、前回のアバンのような撫子ちゃんと暦の死闘を招くことになるというざっくりとした流れというものが見えたのではないでしょうかね。

　まぁ、前回の明らかに様子のおかしい撫子ちゃんはクチナワに憑依されたから仕方なく暦と戦っているのではなく、確実に“自らの意思”で暦を仕留め様としたいただけに、上手い具合にクチナワを自身の協力者として持ちつ持たれつの関係を築き上げ、自身の気に入らないことが力を振るうという攻撃的な考え方は、やはり、撫子ちゃんに“あざとい”という印象を植え付けられてしまいますね。

　また、撫子ちゃんとクチナワが厄介な存在だと認識している忍ちゃんの存在は、「囮物語」においてとても重要なものとなってくると予想でき、クチナワにとっては北白蛇神社に祀られていた神だったにもかかわらず、忍ちゃんによって神の座を落とされかけている被害者であるし、撫子ちゃんの方もパートナーとして大好きな暦のそばに常にいる忍ちゃんというのは、撫子ちゃんにとって少なからずいい印象を与えるほどの存在ではないでしょうしね。

　そう考えると、夜中にクチナワの神体を探そうとした撫子ちゃんを見つけて保護した暦が、撫子ちゃんが家出をしたので勘違いし、撫子ちゃんの身を案じて暦の自室に泊まるよう促した際に、撫子ちゃんと一緒に寝ることを紳士的に薦めてきた暦を吸血鬼パンチでノックアウトした忍ちゃんと撫子ちゃんの鉢合わせはかなり気まずいですよね。

　忍ちゃんも撫子ちゃんの可愛さを認める一方で、撫子ちゃんが暦の庇護欲を刺激させては、自分に振り向かせようとしている“魔性”の少女だと撫子ちゃんを例えたのは適格だったと思うし、撫子ちゃんが忍ちゃんの話を聞いて何を感じ、自分をどう見つめなおしていくのかが「囮物語」の一つの見所になってくることでしょうね♪

　次回、「囮物語 第乱話 なでこメドゥーサ 其ノ參」 です!