キルラキル KILL la KILL 第3話 「純潔」 感想

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両雄並び立たず―

■キルラキル KILL la KILL 第3話 「純潔」

　鮮血の対となる神衣、その名は“純潔”!!

　そんなわけで、人間の身体能力を上げるための極制服の生地にも含まれている特殊な繊維「生命戦維」を100%使用して作られた神衣“鮮血”を纏っている流子ちゃんから刺激を受けたことにより、神衣を纏う流子ちゃんに遅れを取ってはいけないと考えた皐月ちゃんが、世界征服のためには何でも一等賞で無ければ意味を成さないと考えから、両親から皐月ちゃんの花嫁衣裳だと言われてずっと保管されていた神衣“純潔”を纏い、流子ちゃんと最終決戦のようなド派手なバトルを繰り広げられてしまっては、否が応でも胸を熱くさせられてしまったのではないでしょうかね♪

　純潔を纏ったことにより、今まででも十分に圧力を感じられた皐月ちゃんのラスボス的存在感も数段増した感じがするし、秘剣「縛斬」による流れるような剣戟の数々も、立体を生かした大胆な構図により、二人の激戦がより映えたというのも魅力的でしたしね。ただ、強いてツッコミ所を挙げるとすれば、皐月ちゃんも流子ちゃんと同様に露出度の高い衣装になってしまったというところですかね(笑)

　まぁ、皐月ちゃんは志を非常に高く持った存在であるというのは周知の事実でしょうから、自身の野望のためなら恥ずかしさなど厭わないといった清々しさはあって当然だと思いますが、羞恥心を捨ててまで自分が他の人間を導かなくてはいけないと考えている皐月ちゃんの世界制服の野望には、果たして、どんな真相が隠されているのか、いないのかがちょっと気になりますよね。

　とりあえず、皐月ちゃんの世界制服の設定が終盤まで生きていればいいですけど・・・

　それにしても、鮮血を纏うことによる肌の多大な露出の羞恥心に困っていた流子ちゃんが、皐月ちゃんとの激しい戦闘やマコちゃんの励ましによって、鮮血を纏うことで生まれていた羞恥心を捨てることができ、鮮血の本来の力を引き出しては、純潔を纏った皐月ちゃんと一時的に互角に戦えるようになりましたが、流子ちゃんが最大のライバルになるであろう皐月ちゃんと互角に戦える力を、まだ3話しか進んでいないストーリーの“序盤”にて手に入れてしまったがために、今後流子ちゃんが皐月ちゃんから派遣された各部の刺客達や、皐月ちゃんほどの強さではなくてもかなりの強敵であろう生徒会四天王との戦いにおいて、どんな戦闘を繰り広げていくのかが非常に不安で仕方がないですよね。

　たぶん、今回のような皐月ちゃんとのガチバトルというのは今回で影を潜め、次回からは前回のようなちょっとギャグ要素を入れた趣向の戦いがメインになってくるのでしょうが、生命戦維100%の神衣を纏い、皐月ちゃんと互角に戦えるほどの実力を手に入れた流子ちゃんに対し、生命戦維が1割から2割しか使用されていない極制服を着た各部の刺客達や生徒会四天王達が流子ちゃんを倒すためには“不意打ち”を狙うくらいしか勝ち目ってないんじゃないでしょうかね(+_+)

　皐月ちゃんと互角に戦えるほどの実力を付けた流子ちゃんを、如何にして倒してやろうかと模索する皐月ちゃん達や「キルラキル」のスタッフ陣の手腕が試されてくるであろう中盤戦、上手い具合に面白く転がってくるといいですね♪

　次回、「とても不幸な朝が来た」 です!