キルラキル KILL la KILL 第4話 「とても不幸な朝が来た」 感想

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笑いは力なり―

■キルラキル KILL la KILL 第4話 「とても不幸な朝が来た」

　斜め上を行くギャグ展開、嫌いじゃないぜ(>_<)

　そんなわけで、今回は前回の流子ちゃんと皐月ちゃん等との本格的な戦いが幕を開けた熱い展開から内容が一変し、本能字学園の生徒会が遅刻を取り締まり、様々なトラップを通学路に仕掛けて8時半までに登校出来なければ本能字学園を退学させられてしまう厳しいイベント「ノー遅刻デー」が催され、流子ちゃん達が別の意味で生徒会に苦しめられるという突出したカオス回は、今までの内容も十分に強烈ながらも、「キルラキル」の今後を期待する上でなかなか刺激的な内容となりましたよね♪

　たぶん、今までの内容よりも今回が強烈な印象となった原因は、本編の道筋から反れたことによるシリアス展開が皆無といっていいほどの終始一貫した“ギャグ展開”で構成された内容だったからというのが真っ先に思いつかされ、流子ちゃんが鮮血を着ることが出来ない状況下でのトラップだらけの通学路によるピンチの連続を、ただただ面白おかしく笑えるというのも、2クール作品だからこそのスタッフ陣の余裕の表れといってもいいのかもしれませんよね(^O^)

　中でも、物語の当初から流子ちゃんのピンチを数多く増徴させてしまい、「キルラキル」のギャグ展開におけるの魅力を最も引き出してくれる満艦飾一家の活躍というのは目を引くものがあり、マイペースでフリーダムな性格だけどどこか憎めない存在であるマコちゃんは、何故か、生徒会四天王の一人である蟇郡や猿投山でもちょっぴり臆してしまう様なフリーダムな行動や言動の数々がたまらなく面白いし、流子ちゃんのセクシーショットに一人ずつやられては、バトンリレーのように鮮血を届けようとギャグ路線を独自に繰り広げるマコちゃんの父・薔薇蔵やマコちゃんの弟の又郎、ペットの犬・ガッツの、非常にテンポ良く何度も同じギャグを繰り返す“天丼ネタ”によるエロネタでのギャグは、ダイナミックな作画や昔からギャグネタとしての定番とされてきたことから、どこか昭和のアニメ作品の懐かしさを感じさせられたという人達もきっといたのではないでしょうかね!!

　でも、今回の内容において満艦飾一家の中で強烈な印象を受けたのは、アバンから“たわし”で鮮血を洗濯していたマコちゃん以上にフリーダムなマコちゃんの母親「満艦飾 好代」さんだと自分は思っており、皐月ちゃんや生徒会四天王ではなく好代さんが、神衣である鮮血をいともたやすく倒せる存在なのかと思わされてしまうほど、鮮血を面白おかしく苦しめてしまうとは全く予想していませんでしたしね♪

　もちろん、クールな鮮血がギャグ要員として機能していることも新たな発見となり、鮮血が好代さんの強烈な洗濯を嫌がっては流子ちゃんに情けなく助けを請いたり、今回の流子ちゃんに対する敵キャラである流子ちゃん達のクラスメイト「大暮 麻衣子」ちゃんにあっけなく着られてしまい、前回において皐月ちゃんが自身への危険を承知で何とか着こなした神衣・純潔との壮絶なイベントとは一体なんだったのと思わせる衝撃な展開もありましたが、個人的には、薔薇蔵の車に“シートベルト”をかけられて流子ちゃんの元へ向かった鮮血のシュールな姿には、薔薇蔵達の天丼ネタも相まってただただ笑うことしか出来ないですよね(>_<)

　みなさん、自動車や自転車の運転中での脇見運転は絶対に止めましょう!!

　それはそうと、「ノー遅刻デー」のための数々のトラップが通学路に仕掛けられていたというのに、極制服を着ていない“無星”の流子ちゃんのクラスメイト達の出席率が異様に高いってのはかなり不思議ですよね・・・

　まぁ、流子ちゃん達のクラスには麻衣子ちゃんみたいな野心家もいることから明らかに普通ではないんでしょうけどね(笑)

　次回、「銃爪(ヒキガネ)」 です!