＜物語＞シリーズ セカンドシーズン 第17話 「鬼物語 第忍話 しのぶタイム 其ノ壹」 感想

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一難去ってまた一難―

■＜物語＞シリーズ セカンドシーズン 第17話 「鬼物語 第忍話 しのぶタイム 其ノ壹」

　これは鬼物語ではない、「“ロリ”物語」ではないか!?

　というわけで、暦が忍ちゃんや真宵ちゃん、余接ちゃんといった「＜物語＞シリーズ」における代表的な“幼女”達ときゃっきゃうふふする展開から始まった真宵ちゃんがメインヒロインの物語「傾物語」が終わった直後の忍ちゃんがメインヒロインの物語「鬼物語」は、暦と真宵ちゃんが得体の知れない正体不明の“何か”「くらやみ」に遭遇するという今後のシリアス展開の主軸となる要素を含ませながらも、比較的ギャグ要素が強めの内容というのは久しぶりだったかもしれませんよね♪

　思い出してみれば、前回までの撫子ちゃんがメインヒロインの物語「囮物語」や翼ちゃんがメインヒロインの「猫物語(白)」では、彼女達の本質や負の感情が多く取り上げられてきたせいかギャグ要素は控え目でしたし、「傾物語」でも中盤からは割とシリアス展開が多く続きましたしね。

　しかし、“少女時”の真宵ちゃんが登場している時は、比較的ギャグ展開が多いのは事実であり、「＜物語＞シリーズ」のファーストシーズンの数々の活躍もさることながら、「傾物語」でも暦が真宵ちゃんが交通事故で死なない平行世界を訪れた際は、真宵ちゃんにセクハラをしてはシリアス展開をギャグ展開のような面白さを作り出してくれたし、今回の「鬼物語」のように、暦が真宵ちゃんと何気ない雑談を繰り広げながら会話劇や物語を進めていく展開は、「＜物語＞シリーズ」におけるギャグ展開の中でも定番で人気のあるやり取りであるというのは周知の事実のはずだと思いますよ!!

　当然、「鬼物語」のメインヒロインである忍ちゃんが活躍してくれないことには、「鬼物語」の内容は深みを暦達だけで増していくことは出来ず、暦達を襲った「くらやみ」を知る手がかりを忍ちゃんだけが握っていることから、忍ちゃんが伝説の怪異、吸血鬼として全盛期だった頃「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」だった400年前の「くらやみ」とのとある事件の顛末を忍ちゃんの口から語られるというのは、暦だけではなく視聴者にとっても興味深い話なのではないでしょうかね♪

　まぁ、「鬼物語」でキスショットのことに触れるなら、まずは劇場版「傷物語」を早く放映してくださいと、久しぶりに「傷物語」についてツッコミを入れておきましょうかね(笑)

　それにしても、暦の変態性が発揮されるのも久しぶりだよなぁ(^O^)

　「くらやみ」から逃げた後に気を失った真宵ちゃんにセクハラし放題だし、「くらやみ」に襲われていた暦達を助けてくれた余接ちゃんにも不意打ちのキスを貰ったり、暦が余接ちゃんにキスをされたことでご機嫌斜め忍ちゃんをなだめようと、忍ちゃんに不意打ちのキスをするという軽犯罪を何度も繰り返す暦の性的行動の数々には、ちょっぴり懐かしさを感じさせられましたよ♪

　ホント、シリアス展開でもしっかりとぶれない“変態”な暦が大好きです(>_<)

　次回、「鬼物語 第忍話 しのぶタイム 其ノ貳」 です!