<物語>シリーズ セカンドシーズン 第25話 「恋物語 第恋話 ひたぎエンド 其ノ伍」 感想
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弘法にも筆の誤り―
■<物語>シリーズ セカンドシーズン 第25話 「恋物語 第恋話 ひたぎエンド 其ノ伍」
改めて考えてみよう、“貝木泥舟”という一人の男のことを。
ということで、少しずつ、着実に親交を深めては、暦達を殺すことを楽しみにしている蛇神の撫子ちゃんへ『暦やひたぎちゃんは交通事故で死んだ。』という“嘘”を付きやすくし、現存している暦達を生かそうとしてきた貝木にもかかわらず、表面上では暦やひたぎちゃんのことを気にしていながらも、実質は決して誰にも心を開くことの無い、誰のことも相手にしていない少女である撫子ちゃんに反感を買われてしまうという今までの静かだった抑揚が強まり始め、「恋物語」や「<物語>シリーズ セカンドシーズン」を終わらせるための準備がようやく整ったことになるのではないでしょうかね♪
まぁ、「<物語>シリーズ セカンドシーズン」は映像化が先送りになっている状態で、時系列が「恋物語」の後の内容となっている駿河ちゃんの物語「花物語」が後を控えている状態ですが、「<物語>シリーズ」がアニメ化されている中で最も長編となり、6回に分けて放送することとなった「恋物語」というのは、「<物語>シリーズ」において大きなウエイトを占める作品となっているのでしょうね。
もちろん、「恋物語」に興味を抱かせることといえば、正義感が強い暦とは対照的で、人々を“嘘”で騙してはお金を稼ぐ詐欺師・貝木がアンチヒーローとして活躍していることであり、全てを“嘘”の情報で塗り固められ、自分の私欲のために他人を騙しているような貝木ですが、今回の内容で特に印象に残るであろう貝木が撫子ちゃん騙しをしないよう最終警告を出してきた余接ちゃんの他人のために動く“貝木らしくない行動”というものはなかなか面白く、かつてはひたぎちゃんが蟹の怪異に取り付かれた際に、戦場ヶ原家を詐欺の対象にし、ひたぎちゃんの両親を離婚に追い込んだ経緯がありながらも、優先的に出会いたくないはずの詐欺の対象であった“ひたぎちゃんのため”に行動しているというのは、お金絡みとは違った理由「ひたぎちゃんへの贖罪」であると捉えても何ら不思議ではないことでしょう。
また、貝木がひたぎちゃんからの撫子ちゃん騙しの依頼を受けた条件である“駿河ちゃんのためなら依頼を受けれる”ということも、貝木の他人のために動く“らしくない行動”の一部なのではと考えさせられ、余接ちゃんが貝木に当てつけた『昔の女』というフレーズは、貝木の年齢を考えると、駿河ちゃんの亡き母親「神原(臥煙) 遠江」さんのことを示唆している可能性もないわけではなく、金銭目的以上に価値のある神原親子に対する何かしらの思い入れのために貝木が動いていると考えると、貝木は決して悪い人間ではないのではという気持ちにさせられてしまいますよね。
しかし、「恋物語」は何といっても“貝木”の物語であり、、“何が真実で、何が嘘なのか。”を気をつけることが大切なことから、貝木の一つ一つの言動や気持ちを素直に受け入れていいのか、それとも、受け入れないほうがいいのかをしっかりと精査していくことも、「恋物語」を最後まで楽しんでいくためには必要になってくるのかもしれませんね!!
ホント、見れば見るほど魅了されていく貝木のカリスマ性はぱないのぉ(>_<)
次回、「恋物語 第恋話 ひたぎエンド 其ノ陸」 です!
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この記事へのコメント
どうもご無沙汰しております
今年も年末年始の企画を始めました。
もしよろしければ参加のご検討いただけますよう
ぜひよろしくお願いいたします~。
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>通りすがりさん
自分は「昔の女」というフレーズだけでちょっと物事を考えすぎてしまったみたいですね。
確かに、貝木と余接ちゃんの会話の内容を考えてみると、ひたぎちゃんを話題に主にしていることから、「昔の女」というのはひたぎちゃんのことを示唆していると考えるのが自然ですよね♪
あぁ、様々なことを余計に考えさせてくれる貝木は本当に興味深い存在ですね(^O^)
自分は「昔の女」というフレーズだけでちょっと物事を考えすぎてしまったみたいですね。
確かに、貝木と余接ちゃんの会話の内容を考えてみると、ひたぎちゃんを話題に主にしていることから、「昔の女」というのはひたぎちゃんのことを示唆していると考えるのが自然ですよね♪
あぁ、様々なことを余計に考えさせてくれる貝木は本当に興味深い存在ですね(^O^)
>おちゃつさん
どうもご無沙汰しております、そして、毎年恒例の企画のお誘いありがとうございますm(__)m
近いうちに記事を仕上げ、企画に参加させていただきますのでよろしくお願いします!!
どうもご無沙汰しております、そして、毎年恒例の企画のお誘いありがとうございますm(__)m
近いうちに記事を仕上げ、企画に参加させていただきますのでよろしくお願いします!!
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今回も貝木のターン&遂に貝木が作戦を決行する時が&hellip;!貝木は撫子を上手く騙すことはできるのでしょうか。今回は貝木の良いところが見えてくる、ついニヤリとしてしまう1話でした。貝木、ひねくれすぎー。
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ひたぎエンド 其ノ伍(25話)
なんとなくそんな気はしていたんだ。
失敗…
詳細レビューはφ(.. )
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「あなたらしくないよ、貝木。
らしくないことをすると、本当ろくな目に合わないぜ」
羽川との情報交換により、客観的に状況を捉えることができた貝木。
羽川にとって、撫子は気弱でおとなしいこ子とは映らず、
世界と徹底的に閉じ、誰も見てない子どもと映っていたようだ。
「貝木さん、忍野さんの家族について教えてもらっていいですか」
そして、忍野の家族、特に姪がいたかどうかを確認するが…
「どうやら千石撫子は日本酒が気に入ったようなので、俺は何日かに一度の割合で一升瓶を下げて神社へと向かった」
日本酒ラッパ飲みw
ていうか、いくら神となってるとはいえ中学生相手に持ってくおもちゃお土産じゃないだろうに(^^;
たとえ元に戻ったとしても『酒豪な中学生』は治らないんじゃないかな(つ∀`)
お酒が絡むと余計にキャバクラぽくなるけど、「ドンペリ入れてね♥」とか言われないだけ...
第恋話 ひたぎエンド其の伍 貝木が居ない間に、この町で何が起こったかを羽川から 詳しく聞いた。霊的に乱れたのでキスショットが引き寄せられたのが 正しい認識のような気がする。臥煙先輩が北白蛇神社の御神体を払って、新たに御神体を 祀ろうとした。その際に阿良々木が拒絶したので、撫子が神となった。羽川の撫子のイメージは相手にされていない。自身がではなく羽川が相手にされていない。撫子は閉じた世界で、誰...
貝木はいよいよ撫子を騙しを仕掛けるが…。
はたして蛇神の撫子を騙しきれるのか?
忍野メメを探しに海外へ行っているはずの羽川翼が、突然貝木を訪ねてきた。
翼と情報交換をした貝木は、蛇神・撫子を騙すための仕上げに取り掛かる。
第25話「恋物語 ひたぎエンド 其ノ伍」
「貝木さんも、わたしを騙すんだね」
貝木、失敗・・・?
シリーズ セカンドシーズン「第25話 恋物語 ひたぎエンド 其ノ伍」に関するブログのエントリページです。
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子供社会とはいえ、解放された千石撫子は天真爛漫になっていました。玩具で遊んで、日本酒を飲んで、すっかりとヒッキー生活を楽しんでいます。神様ですので、二日酔いの苦しみなどは縁がないでしょう。ネットか本が無いと、私からすれば暇になりそうですが。内心においては、狂気が進行していそうですね。阿良々木暦への...
物語シリーズ セカンドシーズン
第25話 ひたぎエンド 其ノ伍 感想
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あらすじ・・・忍野メメを探しに海外へ行っているはずの羽川翼が、突然貝木を訪ねてきた。翼と情報交換をした貝木は、蛇神・撫子を騙すための仕上げに取り掛かる。
恋物語 ひたぎエンド <物語>シリーズ セカンドシーズン 第25話 12/22 あらすじと感想 #monogatari #物語シリーズ
意外にも、貝木はダークヒーローだった?w。 翼ちゃんとの情報交換は続く、翼ちゃんに撫子ちゃんの印象を尋ねると、「あの子は誰も見ていない」と答えた。翼ちゃんは、撫子ちゃんも救えたらいいと言うが、貝木は、無事に騙せて、大学にでも行くようになったときに、翼ちゃんがやればいい、と答えている。 また、翼ちゃんは、メメさんの家族構成を尋ねていた。特に、姪の存在について知りたかった模様。...
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“片思いをずっと続けられたら――
それは両想いよりも幸せだと思わない?”
尾行者や脅迫状など、不確定要素が増えていく中、次の日も神社に通う貝木。
その帰り、山を降りた貝木を待ち構えていたのは、海外に出国している筈の羽川翼だった――。
以下、ネタバレ含む感想。
羽川翼からこの町で怒った一連の事件の顛末について改めて知ることの出来た貝木泥舟。
貝木がついに撫子をだますお話でした。羽川と会った貝木は、お互いに情報交換することになりました。羽川が知っている撫子は、みんなが言っているような撫子ではありません
わたしを助けたからといっていい気にならないでね。
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原作:西尾維新
キャラクター原案:VOFAN
製作会社:シャフト
監督:新房昭之
阿良々木暦:神谷浩史 羽川 翼:堀江由衣 戦場ヶ原 ひたぎ:斎藤千和
忍野 忍:坂本真綾 八九寺 真宵:加藤英美里 神原 駿河:沢城みゆき
千石 撫子:花澤香菜 ...
翼との情報交換により、街で数ヶ月間に起こった事を正確に知る貝木。
少なくとも、ひたぎから聞くよりは事態を客観的に把握し、伊豆湖が何を利用としているかも理解。
貝木の印象 ...
人を狂わせ、同時に方向性を定めるもの、それすなわち恋である
どうも、管理人です。明日は多分引きこもり予定なので、それに備えて買い物はほぼおk。しかし、肝心の別作業がものすごく遅れに遅れまくってて、そっちで気が気じゃないという…。
撫子:「貝木さんも私を騙すんだね?」
今回の話は、貝木の作戦実行と、それに先駆けてのフラグ構築を描いた話。仮にこの話が終わったところでシリ...
「恋物語 ひたぎエンド 其ノ伍」
そろそろ動くか「物語シリーズセカンドシーズン」の第25話。
つばさとの情報交換により客観的な事態把握ができた貝木。
ただ貝木側はなでこの部屋のクローゼットについて口を閉じたまま。
しばらくは北白川神社へ通う日々。
臥煙とは関係なくといい貝木に接触する余接。
ひたぎ関連の貝木の動きを説明的に話しつつ警告めいた事を伝える。
そしていよいよ決行、貝木は撫子に伝える。
...
言葉なんて信用ならないからだ口に出してしまった瞬間にそれは気持ちとはすれ違う言葉なんてのは全部ペテンだどんな真実であろうと語った瞬間に脚色がはいる・・・お百度参りを通 ...
ひたぎエンド其ノ伍
あっさり‥‥(笑)
やはり最後の切り札はクローゼットの中身か。
う〜〜ん、何だろう‥‥? なにかしらヒントは出てたのでしょうか?
貝木が「あんなくだらないモノ」と言ってたので、それほど特殊なものではなさそうなんだけど?
あの年頃の女の子が秘密にしたがるようなもので、大人からみればくだらないモノ。
自作ポエム集とか‥?
余接が語る、以前、戦場ヶ原を騙した貝木がした事‥。...
物語シリーズセカンドシーズン 25話「恋物語 ひたぎエイド其ノ伍」
の感想を
騙すことなら右に出る者はいないのではないかと噂の人物「貝木」
正義を騙し、鬼モドキを騙し、神まで騙そうとする したたかな奴
騙すことならプロの領域、ただそれは自分にも適用する偽り
『 物語シリーズ 』のオフィシャルサイトはここから
マジかよ貝木。ひょっとしてお前不器用なだけなのか( ´・ω・) あんなに会話術に長けてるのに、人の心を読めるのに、人の気持ちが理解出来ないのか。願いは言葉にしたら叶わない・・・貝木お前の願いはどこにある。う~ん・・・ガハラさんの初恋の相手ってのも本当かもしれん。電話越しのガハラさん「嫌い続けるんだから」の言葉で詰まったしなぁ。
バサねえVS貝木
ガハラさんから聞くよりは、バサねぇの方が詳しかった。
そして、臥煙伊豆湖がやったこと。
本当にバサネェは何でも知っている。
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<物語>シリーズ セカンドシーズン 第25話 『恋物語 ひたぎエンド 其ノ伍』の短い感想。斧乃木ちゃん登場!いぇ~い!! 羽川しゃんの泊まっているホテル 白猫ホテル?なかなかシャレが効いていますね。ホテル名が、ラブホっぽいような……慧眼の羽川しゃんから、町の様子を聞き色々と事情がつかめたようです。羽川しゃんから投げかけられたこの疑問を、上手く処理できていたらアノ結末は違った? ロリコン百度参...
〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』 第24話「恋物語 ひたぎエンド 其ノ伍」を観ました。<ストーリー>突然訪ねてきた翼と貝木は情報交換をした。それで、様
西尾維新による「化物語」シリーズ、セカンドシーズンの25話目。 「恋物語」は戦場ヶ原ひたぎに頼まれた貝木が暦を救う物語こうして俺は、ようやくこの数ヶ月のあいだにあの町で...
<物語>シリーズ セカンドシーズン 第25話。
蛇神騙しの当日、余接が語る貝木の本質。
以下感想
【シリーズ セカンドシーズン 第25話】羽川さんが撫子さんの本質を見抜いたり、撫子さんが貝木さんの嘘を見抜いたりするお話。相変わらず羽川さんは他人のことになると慧眼で頭が ...
気弱とか、大人しいとか、人見知りとか…という印象は受けない。羽川からもたらされた千石撫子の印象はこれまでの撫子感を覆すもの。でも阿良々木が好きというのもポーズって話は前々からありましたね。羽川曰く千石撫子は誰も好きじゃない。何というか感情が空っぽで、理屈で「こうするもの」として動いている感じなんでしょうか。この回答に貝木も納得していることから、どうも真実みたいですね。 ...
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貝木は必ず失敗する?
貝木とひたぎの関係性で面白いのは、ひたぎの貝木に対するツンデレ台詞が、まるで暦との会話と同様なところです。
最も貝木に恋愛感情はなく、ひたぎの一方的な片想いだったのでしょう。
通りすがり | 2013年12月23日 09:45:18