中二病でも恋がしたい! 戀 第2話 「海豚の…恋人契約(ドルフィンリング・ストライカー)」 感想

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恋愛は人それぞれ―

■中二病でも恋がしたい! 戀 第2話 「海豚の…恋人契約(ドルフィンリング・ストライカー)」

　二人でいる時間が心地よければ、“現在”は全て良し!!

　そんなわけで、クリスマスやお正月、バレンタインデーといった恋人同士が浮ついてしまいそうなイベントを見事にスルーし、恋人として付き合い始めてから半年以上が経過していながらも手すら繋いだことが無かった勇太と六花ちゃんが、森夏ちゃんや六花ちゃんのお友達「巫部 風鈴」ちゃんの余計な計らいにより、ようやく恋人としての第一歩となる“手を繋ぐ”ことに成功しましたが、現在は『恋愛とは何なのか?』を理解していない勇太達が、今後展開されていく様々な物語を経て、恋愛というものを少しずつ理解していき、お互いにさらなる絆を深めていくというのが、中二病によるギャグ展開とはまた違った第2期における重要なテーマの一つであるというのを感じることが出来たのではないでしょうかね!!

　恐らく、恋人同士になったら手を繋いだり、抱き合ったり、キスをしたりと、恋人同士なら行っても当然のような勇太達の恋仲を盛り上げようとした森夏ちゃんのような考え方もあるかもしれませんが、別にこれらの行動を恋人なら行わなければいけないとは限らないんですよね。勇太と六花ちゃんはカッコいいものが大好きな中二病患者であり、子供とも大人とも言えない思春期真っ最中の高校2年生なわけですから、恋人として付き合いながらも、恋愛の意味を全然理解できていないという状況が、恋愛に駆け出しの高校生の等身大の姿だと自分は思うんですよね。

　当然、いつまでも一緒にいるだけで楽しい、幸せと思えるような微笑ましい恋人関係に居座り続けるのではなく、自分達らしい恋愛の在り方を模索しなくてはいけないというのも大切なことであり、例え、現在は一緒にいるだけで全てが良くても、一緒にいるだけなら恋人同士である必要性は無いことにどちらかが気付いてしまったら、恋愛の意味を理解出来ないままでいる恋人同士の関係など簡単に拗れてしまう恐れがありますからね。

　しかし、そこの所は今回の最後のカットに登場した勇太と六花ちゃんの恋仲を刺激してくれそうな中二病な新キャラ「七宮 智音」ちゃんが、勇太達の恋愛を面白く振り回し、時にはシリアスに導いていってくれることでしょう!! あぁ、ベランダからロープを垂らして外出ってアパート暮らしの中二病患者のトレンドなのかなぁ・・・

　それはさておき、黒髪で話題になっていたモリサマーの髪が、何の理由も無く元通りの茶髪に戻ってしまうってどういうことなのっ!?

　まぁ、明らかに髪をいじっていた一色が丸坊主の刑に処されるのは誰もが予想していたことだろうけど、あっさりと普段の高飛車なモリサマーに戻っているだけではなく、勇太と六花ちゃんの恋仲に興味津々で、訳ありで同棲生活をしている二人の恋人生活を覗き見しちゃう歳相応な女子高生としてのミーハーな姿を堪能出来たのは嬉しかったですけどね♪ やっぱり、モリサマーはお淑やかなキャラではなくこうでなくちゃね(>_<)