中二病でも恋がしたい! 戀 第9話 「波打際の…究極奥義(リゾート・ラストリゾート )」 感想

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自分が自分であるために―

■中二病でも恋がしたい! 戀 第9話 「波打際の…究極奥義(リゾート・ラストリゾート )」

　恋をするというのは、“苦しむ”ことなのかもしれない・・・

　というわけで、勇太と恋人として親しくなっていくことで、「邪王真眼の使い手」という中二病患者としてではなく、“一人の乙女”として変わっていく自分自身に戸惑いを隠せなくなっていた六花ちゃんの揺れる想いを介抱していくように、かつては六花ちゃんと同じ悩みに苦しめられた智音ちゃんが、六花ちゃんの悩みにアドバイスを送りながら導いていく姿は、やはり、同じ中二病同士であり、勇太という同じ者を好きになったもの同士にしかだせない『絆』のようなものを感じさせてくれますよね!!

　六花ちゃんの大好きな勇太のことが気になって中二病が疎かになっている状況って正しく“恋は盲目”という名言にピッタリと当てはまるように、無意識に自分を見失ってまで大好きな勇太と一緒にいたいと思ってしまった六花ちゃんの勇太への好意は、勇太がカッコいいダークフレイムマスターという中二病患者というだけではなく、六花ちゃんのあらゆる部分を受け入れてくれるからこその好意を抱いていますが、勇太にとって六花ちゃんは自分が見失った中二病な夢を追いかける真っ直ぐな姿勢に魅せられたわけですから、六花ちゃんが中二病を勇太への恋によって自然消滅させてしまい、中二病な夢を追いかけることを止めてしまったら、勇太は六花ちゃんを好きでい続ける理由がなくなってしまうことになりますからね。

　まぁ、優しい勇太なら中二病な六花ちゃんでも、中二病を止めた乙女な六花ちゃんのどちらでも、しっかりと六花ちゃんを恋人として受け入れてくれそうな気がしますが、六花ちゃんの勇太との接し方の違和感を覚えた智音ちゃんは、六花ちゃんが中二病患者であろうと、一人の乙女であろうと、中途半端な気持ちのまま勇太と付き合うことが許せなかったから一人で悩む六花ちゃんに助け舟を出したんでしょうし、六花ちゃんが勇太と恋仲であれ中二病の仲間であれ勇太と仲良くなって欲しいからこその六花ちゃんへの手助けは、六花ちゃんのことを本気で考えてくれている証拠です(>_<)

　でも、勇太と六花ちゃんの恋を応援する智音ちゃんが、勇太への恋心を再び燃やしてしまうというのは、今後の内容において大きな要となるはずですよね!!

　かつて自身が勇太への恋心を打ち明けられずに、中二病に逃げてしまった心の弱さを自覚していた智音ちゃんが、中二病を貫いくことで見えてくる勇太との世間一般とは違う二人らしい恋の在り方を目指そうと決意した六花ちゃんに触発され、未練のある勇太への恋心を改めて思い返してしてはドキドキしてしまうというのも、歴とした“恋”というものだと自分は思いますし、六花ちゃんと智音ちゃんが大好きな肝心の勇太がしっかりと二人の気持ちに誠意を見せないことには、本作の今後における終盤戦を語ることなんて出来ないのではないでしょうかね。

　そして、恐らく勇太に振られて悔し涙を見せるであろう智音ちゃんが、どのように勇太への恋心に終止符を落とすのかというのも、最終的には見所の一つになってくることでしょう。ふぅ、六花ちゃんと智音ちゃんによる修羅場展開だけは見たくないですなぁ(+_+)

　それはさておき、今期のアニメは何だか水着回が多いような気がするけど気のせいですかね(笑)

　もちろん、フリフリが付いた水着の六花ちゃんや奇抜な水着の凸ちゃん、ナイスバディな森夏ちゃんやくみんちゃんの水着姿は見られたのは大変喜ばしいことだし、黒ビキニが眩しく久しぶりに登場した大人な十花さんの水着姿も堪能できたのはいいんだけど、十花さんのイタリア修行先のマスターの娘「チェント」ちゃんの新キャラとしての登場の必要性はあるんでしょうかね?

　たぶん、本作における貴重な幼女担当である勇太の樟葉ちゃんとは違うもう一人の妹・夢葉ちゃんの代わりなんだろうなぁ・・・