ニセコイ 第9話 「オンセン」 感想

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何度でも言おう、可愛いは正義であると―

■ニセコイ 第9話 「オンセン」

　まるでサービスシーンのバーゲンセールのような内容ですなぁ(笑)

　ということで、千棘ちゃんが幼少時にとある少年と約束を交わした時のことを少しだけ思い出し、少年との約束に関わってくるであろう何らかの鍵まで見つけ、千棘ちゃんが幼少時に野犬に襲われそうになった時に少年が負った額の傷が楽にもついていたことにより、楽が幼少時に約束を交わした少年かもしれないといった千棘ちゃんの楽への僅かな心境の変化や、小咲ちゃんが持つ鍵の存在だけではなく、千棘ちゃんが身に付けるようになった鍵の存在を楽が知ったことは、今後においてとても大切になってくる要素だとは思いますが、やはり、楽や千棘ちゃん等が頬を赤らめながらお互いを意識していくためには欠かせない学校行事というイベントがメインの内容となってくると、楽や千棘ちゃん等女性陣による可愛くもあり、ちょっぴりエッチな“ハプニングの数々”というのを、否が応でも堪能しなくてはいけないのではないでしょうかね♪

　何故ならば、今回の内容における半分以上の時間に千棘ちゃんや小咲ちゃん誠士郎ちゃんの美しい肢体を楽しむことが出来るお風呂シーン、俗に言う“温泉回”を入れてしまったとなれば、肝心の本編における大切な要素など後回しにしても、目の前のお色気シーンが見たいというのは誰もが思いそうなことだと思いますし、楽が自分達の林間学校にまで楽に嫌がらせをしようと動いてきたクロードによる巧妙な手口により、女湯に誘い込まれてしまっては後からやってくる千棘ちゃん達や、モブだけど可愛い女子達に女湯からの出口を塞がれてしまい、楽に女の子の裸体を見たいという気は無くても、勝手に女の子の裸体が飛び込んでくるといったラッキースケベ状態は、ちょっぴりエッチな描写を期待し、楽のようなラッキースケベ状態を自分のことのように妄想したがる青少年達が好みそうな展開としては打って付けでもあるわけですから、如何にして本作を楽しんでもらえるかを考えたら、今回のような内容も外せないですよね。まぁ、不透明度の高い白い湯気だらけでしたけど・・・

　その上、千棘ちゃん達のサービスシーンだけを映えさせるのではなく、コミカルな可愛い姿を楽しみたいといった方々でも楽しめるようになっていたのは好印象なところであり、トランプで負けたら初恋のエピソードを語ると言う罰ゲームを逃れようと、ババ抜きのジョーカーが手元に来るとあからさまに嫌なデフォルメ顔をする千棘ちゃんや小咲ちゃんの喜怒哀楽の激しいデフォルメな表情は、どの場面においても、何度も見ても楽しい気分にさせてくれるし、何か隙があれば楽と小咲ちゃんをくっ付けてしまおうと悪さを行うるりちゃんの露骨で棒読みな台詞の数々や、たまに幼稚な声になるところなんかも可愛くてたまりませんね(^O^)

　ただ、忘れてはいけないのは、何だかんだで物語の中軸が着実に進行しているということなんですよね。

　先述でも述べているように、千棘ちゃんは楽のことを約束を交わした少年かもしれないと考えるようになったし、楽も千棘ちゃんが鍵を持っていることを認知したわけですけど、“千棘ちゃんが楽を約束を交わした少年として意識する”ということが、地味ながらも本作の転換期の一つを新たに迎えたということを表しているのだろうし、林間学校という男女の仲が深まりそうなイベントの力は、これだけでは到底収まりを見せるとは思えず、るりちゃんの策略の有無に関係なく、林間学校でも何気ない紳士的な楽の姿に惹かれていくであろう小咲ちゃんや誠士郎ちゃんにも何かしらのドラマが生まれ、メインヒロインとしての魅力を千棘ちゃんのように発揮してくると、楽と千棘ちゃんと小咲ちゃんが織り成す『現在』と『過去』の恋の複雑な事情に、また一つ何らかの影響や真実を与えていくことになるのではないでしょうかね!!

　それにしても、林間学校でジャージ姿ではなく制服姿だったり、高校生での男女一緒の部屋での寝泊りといった現実では考えにくいであろう設定には違和感を感じてしまいますなぁ。ホント、楽が女湯からの逃走ルートとして使用した男女湯の温泉の循環用の水道を渡るってのも無茶なオチですよね♪

　皆さん、温泉に行って露天風呂に入っても、人間が通れるような女湯に通じる穴なんて探してはダメですからね(笑)