ニセコイ 第17話 「エンニチ」 感想

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縁は結ばれるためにある―

■ニセコイ 第17話 「エンニチ」

　たった1話の内容において、メインヒロイン全員とフラグを立たせる・・・だと・・・

　ということで、季節が夏になると多くの方々が心を躍らせるであろう夏の風物詩の一つである「お祭り」を楽しむというラブコメにとっては外せない内容が、本作でもしっかりと消化されたことは嬉しいことなのですが、楽がアニメやマンガの主人公だからこそ出来るのであろう“メインヒロイン達に対して個別に好感度を上げる活躍を“たった1話”で平然とやってのけてしまったというのは、一言で“凄い!!”としか言いようがありませんよね!!

　皆さんもお気づきだとは思いますが、楽のような最近のラブコメの主人公というのは、主人公に好意を抱く女性達に対して何気ない優しさを分け隔てなく振りまくことが引き金となり、主人公に好意を抱く女性達に好印象を与えていき、主人公が異性に囲まれている状況を作り出すという“1級フラグ建築士”っぷりが当たり前と化しており、楽のような異性にモテる主人公が、如何にしてメインヒロイン達の様々な感情を揺さぶっていき、視聴者に恋する乙女達の恋愛模様を第三者の視点から楽しませていくという役割を担っているにしても、さすがに1話で千棘ちゃん達との一部のフラグを一斉に回収するという今回の楽の活躍は、かなり“やり手”の1級フラグ建築士と称しても誰も文句を言うことは出来ないでしょうね♪

　また、前回の内容と同様に楽達の10年前の『過去の恋』にまつわる内容が無く、『現在の恋』に主軸を置いたシンプルな恋物語を展開したという分かりやすさも良かったと思いますが、何はともあれ、“メインヒロインである千棘ちゃん達が魅せてくれる各々の可愛さが凝縮されていた内容だった”というのが、今回の内容の全てだったのではないでしょうかね!!

　特に、個人的に本作のメインヒロイン達の中でも一番にお気に入りな千棘ちゃんの可愛さが光っていたのは大変喜ばしく、最近では満面の笑顔を見せることが少なくなっていた千棘ちゃんが、楽のおごりでお祭りの屋台の数々を楽しんだり、楽のために途中で浴衣姿を披露したりと、着実に楽のことが気になり、好きになり始めている千棘ちゃんの乙女な姿勢は、自然と顔が綻んでしまう素敵なひと時となりましたよ♪

　もちろん、今回の内容において主に目立っていた千棘ちゃんとは違う可愛さを魅せてくれた小咲ちゃん達の活躍というのも印象的であり、絶大な効果があるという恋むすびのお守りを入手したいと思っていた小咲ちゃんと万里花ちゃんが、楽が入手した恋むすびのお守りの効果により、楽と二人きりになれるドキドキのシチュエーションを満喫することが出来たり、最近ではなかなか登場することが無かった誠四郎ちゃんも、ちょっぴり楽と二人きりになれては、射的の景品のキャラメルを楽から貰ってご満悦だったりと、難しいことを考えることなく、素直に目の前の可愛さにニヤニヤ出来たことは、終盤に向けて色々と考えさせられる新たな展開を前にした内容としては、今回のお話は十分に楽しめる内容となったことでしょうね!!

　ふぅ、フラグを立てるだけ立てておいてどんな終わらせ方になるのやら・・・