魔法科高校の劣等生 第7話 「入学編Ⅶ」 感想

【Amazon.co.jp限定】魔法科高校の劣等生 入学編 1(完全生産限定版)(オリジナルステッカー付き) [Blu-ray] (2014/07/23) 不明 商品詳細を見る

示せ、揺るぎない強さを―

■魔法科高校の劣等生 第7話 「入学編Ⅶ」

　あぁ、ブランシュが弱過ぎるから達也達がより強く見えるんだ!!

　ということで、魔法科高校に混乱を招いたブランシュを黙って見過ごせない達也達が、秘密基地としては定番の森の中にある廃墟に拠点を置くブランシュの日本支部に向かっては、ブランシュの日本支部をあっさりと壊滅させてしまうという「展開がスピーディー過ぎるだろ!?」と誰もがツッコミを入れそうな素早い展開だけでも面白いというのに、達也達の華麗な魔法の技術を見せ付けるためだけに酷い目に合わされた感じが否めないであろうブランシュが、あまりにも弱すぎて話にならないというのは何とも滑稽でならないですよね♪

　特に、ブランシュの日本支部を統括するリーダーであり、紗耶香ちゃんが所属する剣道部の主将「司 甲」の義兄「司 一」の達也の実力を見誤っては催眠系の魔法をあっさりと見破られてから達也達に捕まるまでの無様な小物っぷりがたまらなく愛おしく、自分の部下を尻目に達也達の前から逃げ出したり、紗耶香ちゃんを催眠系の魔法で記憶を改ざんし、苦しめた司のことを知った桐原が、真っ直ぐな剣技だけではなく、異性としても轢かれている紗耶香ちゃんのことを真剣に想っているこその司への怒りの一撃により、片手を切断されて痛みに悶え苦しむ姿というのも、達也達の強さを強調させるための非常に分かりやすい“雑魚キャラ”として活躍してくれたのではないでしょうかね!!

　ホント、ブランシュの日本支部は司のような“へたれ”なリーダーでよく今まで活動出来てたなぁ(笑)

　もちろん、司達の“雑魚キャラ”としての滑稽な活躍があったからこそ達也達のかっこいい魔法の数々が見られたのであり、達也の冷静で洞察力のある姿勢からの、相手の攻撃を全て無力化してしまう魔法によって相手に強いプレッシャーを与える圧倒的な存在感や、達也に牙を向く大勢のブランシュの手先を瞬時に氷漬けにしてしまう氷結魔法を繰り出す深雪ちゃん、そして、魔法を駆使した近接戦闘でバッタバッタとブランシュの手先を十文字と倒してしまう桐原の活躍など、達也達が圧倒的な実力差で雑魚キャラの集団と化したブランシュを倒してしまう姿は、ブランシュが弱すぎて話しにならないという面白さだけではなく、ブランシュがあっけなく、分かりやすく達也達に倒されていく“爽快感”も味わえたというのは良かったと思いますよ♪

　まぁ、入院中の紗耶香ちゃんへのお見舞いを欠かさずに行ったことで、紗耶香ちゃんの心を鷲掴みにした桐原が、紗耶香ちゃんと恋仲になったというのは釈然としないんですけどね・・・

　それにしても、次回からの新たな物語が始まる上でのプロローグとしてCパートに登場し、達也が持つCADに似たCADを使い、達也と同様に圧倒的な強さを見せてくれた達也達の通う魔法科高校とは違う場所にある魔法科高校の生徒「一条 将輝」が、「クリムゾン・プリンス」という視聴者的には面白そうな異名を付けられるほどの実力者となると、間違いなく、一条は今後の達也の強さを引き立たせる可哀想な存在になっていくのでしょうね♪

　ふぅ、一条が間違って自分の強さを誇れば誇るほど、達也の前にひれ伏した時の絶望が面白くなるんだろうなぁ(^O^)

　次回、「九校戦編Ⅰ」 です!