ノーゲーム・ノーライフ 第7話 「死に手(サクリファイス)」 感想

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人類の可能性を信じよ―

■ノーゲーム・ノーライフ 第7話 「死に手(サクリファイス)」

　最後まで・・・希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで“人類”終了ですよ?

　そんなわけで、今回は珍しく空達の白熱したゲーム展開が無かった代わりに、他種族とのゲーム対決に弱く、国民から“愚王”と罵られていたステファニーちゃんの祖父である亡き前国王が、ゲームに勝つと対戦した時のゲームの記憶を消してしまうにもかかわらず、人類種(イマニティ)だけをいい“カモ”としてゲーム時の記憶を消さなかった位階序列3位の種族「獣人種(ワービースト)」の油断を利用しては何度もゲームを挑み続けることで、前国王だけが獣人種(ワービースト)へのゲームの勝ち方を研究し、後に人類種(イマニティ)を救うであろう空達のような新たな王のために、小さな希望を授けていたことを空達が知るという誰よりも人類種(イマニティ)の未来のことを考え、“人生”を賭けた一世一代のギャンブルを見事に手中に収めた前国王の雄姿が明らかとなる普段のゲーム展開とは一味違った胸の熱くなる内容は、改めて本作が面白いことを痛感させる素敵な内容だったのではないでしょうかね♪

　ましてや、どんなに国民から罵られても諦めることなく、直向きに人類種(イマニティ)の未来のことを考え、人類種(イマニティ)だけが有していた専売特許“知恵”により、いつかは他種族に引けを取らない種族になれるという“人類の可能性”を信じ続けた前国王に呼応されたかのように、人類自身は無能だと考えていながらも、人類が持つ“可能性”は信じているという空による熱い想いを聞いては、前国王の愚考の数々が、獣人種(ワービースト)とのゲームに勝つための伏線だったことに気づき、前国王は愚王ではなかった喜びに涙するステファニーちゃんの涙を見せられてしまえば、これはもう前回のジブリール戦と同様に鳥肌を立たせるしかないですよね!!

　ホント、先の読めない白熱したゲーム展開や、パロディが多い面白なギャグ展開だけではなく、しっかりと涙を誘うような感動の展開も魅せてくれる本作は恐ろしい作品ですね(>_<)

　それはさておき、空達に“ステフ”と呼ばれるステファニーちゃんの愛称が、ジブリールちゃんになると“ドラちゃん”という聞き覚えのある可愛げな愛称に早変わりしてしまうのですね(笑)

　もちろん、ステファニーちゃんを“ドラちゃん”と呼んでしまうようなジブリールちゃんのちょっぴりおかしな感性は前回から注目しており、今回のような「風の谷のナウシカ」の巨神兵をモチーフにしたパロディの面白かったですし、どこからでも現れる神出鬼没なところも、場面転換にはもってこいの良いアクセントとなる重要な活躍もしていただけに、ジブリールちゃんが今後の空達のゲーム対戦時にどのような活躍を見せてくれるのかも楽しみですよね♪

　まぁ、ステファニーちゃんと同様にナイスバディなジブリールちゃんは、サービスシーンでも頑張ってもらいたいという声もきっとあるとは思いますがね・・・

　次回、「起死回生(フェイクエンド)」 です!