ご注文はうさぎですか? 第9話 「青山スランプマウンテン」 感想

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自分に正直であれ―

■ご注文はうさぎですか? 第9話 「青山スランプマウンテン」

　やりたいことを諦める必要はないのです!!

　というわけで、リゼちゃんが演劇部の助っ人ととして「オペラ座の怪人」の優雅でお淑やかなヒロイン・クリスティーヌを演じようと努力しながらも、結果的には自分の性格にあったクリスティーヌを演じようとしたり、チノちゃんの祖父から貰った大切な万年筆を無くしたことでスランプに陥ったことにより小説家を諦めかけた青山さんが、大切な万年筆をテッィピーに見つけてもらったことにより、再び小説家として頑張ろうとしたりと、“自分らしさ”の大切さというものを教えてくれた今回のお話もほっこりとさせられる内容となりましたね♪

　もちろん、魑魅魍魎も恥らう乙女・ロゼちゃんにならないとお淑やかになれないリゼちゃんも可愛いですし、小説家として筆を執るだけではなく、女性用のバーテンダーの衣装で喫茶店・ラビットハウスで働く青山さんというのもたまらないものがありますが、リゼちゃん達がさらけ出した新たな魅力というのは、今までのリゼちゃん達に対するイメージの固定観念が崩れたからこそ感じられるものなんですよね。つまり、“ギャップ萌え”です!!

　中でも、リゼちゃんは勇ましい性格がロゼちゃんになることでお淑やかになるという“内面”の変化で魅せ、青山さんは大人っぽい清楚な普段着から、ボディーラインの出るちょっぴりセクシーなポニーテールなバーテンダーの姿になるという“外見”の変化でギャップ萌えを生み出すという２段構えは、可愛い女の子達のギャップが大好きな方々にとってはニヤニヤなひと時だったのではないでしょうかね♪

　しかし、今回の内容の主役はギャップ萌えを生み出してくれたリゼちゃんや青山さんではなく、実はチノちゃんの祖父であるアンゴラウサギの“ティッピー”なんですよね!!

　今まで大切に扱ってくれていた青山さんにプレゼントした万年筆をいち早く見つけたり、普段はチノちゃんやタカヒロさんとしか会話をしないところを、チノちゃん達のように自身のことを大切に想ってくれている青山さんのことを想い、青山さんが執筆した自身をテーマにした小説「うさぎになったバリスタ」をこっそりと褒めてあげたりと、見た目の可愛さだけではなく、かっこよさも見せ付けてくれたのは印象的でしたしね♪

　そして、普段は文句ばかり言っている中で、珍しく優しい一面を見せたティッピーというのは、もしかしたら、　ツンデレキャラの素質があるかもしれないと思わされましたし(笑)

　あぁ、幼い頃のココアちゃんが、「うさぎになりたい」と呟いたチノちゃんの祖父に『“いつかウサギになれますよう”にとおまじないをかけられた』ことにより、何故かウサギになってしまったチノちゃんの祖父は、いつか元の姿に戻れるのかなぁ・・・

　次回、「対お姉ちゃん用決戦部隊、通称チマメ隊」 です!