ノーゲーム・ノーライフ 第10話 「指向法(ブルー・ローズ)」 感想

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準備万端―

■ノーゲーム・ノーライフ 第10話 「指向法(ブルー・ローズ)」

　とりあえず、次回からが本番ということで!!

　そんなわけで、空達の実力を疑問視していたクラミーちゃんやフィールちゃんが空達に仲間入りしたということで、すぐにでも獣人種（ワービースト）とのゲームに入るのかと思いきや、空達が敵同士だったクラミーちゃん達との交流を深めたり、今までどんな子達がいまいち把握できていなかったクラミーちゃん達の実情を垣間見れたりと、割とサクサク進行していたストーリーが、クラミーちゃん達にスポットが当てられたことによりスローペースになってしまったと感じられるような内容でしたね。

　まぁ、空達が獣人種（ワービースト）との一戦を勝利して本作の幕を落とすための残りの尺を考えたら、1話位スローペースな内容で調整しても自分は全然構わないと思うのですが、空達と獣人種（ワービースト）との一戦が凄く気になるという方々にとっては、ちょっぴりフラストレーションが溜まる内容になったかもしれませんね。

　しかし、たまに訪れる白ちゃんとステファニーちゃんのニヤニヤなお風呂タイムにクラミーちゃんとフィールちゃんが参戦するという和やかで面白い展開や、クラミーちゃんとフィールちゃんがお互いを信頼している現在の関係の成り立ちが、奴隷制度が存在する森精種（エルフ）の国「エルヴン・ガルド」にて、奴隷としてフィールちゃんに仕えなくてはいけなかったクラミーちゃんが、クラミーちゃんのことを奴隷としてではなく、友達として大切に想っているために、クラミーちゃんも自分のことで親身になってくれるフィールちゃんのことを大切に想っているという種族を超えた美しい友情が伺えるワンシーンは、これから始まろうとする獣人種（ワービースト）との気合の入るゲーム前の緊張をほぐしてくれる小休止として効果的だったと思うし、空と白ちゃんとはまた違った絆を有するクラミーちゃん達が目立ったということは、クラミーちゃん達がこれから獣人種（ワービースト）と一戦を交える空達とは別の戦いを見せてくれるのではという期待を植えつけるには十分な活躍を見せてくれたと思うんですよね。

　ホント、空達と獣人種（ワービースト）との一戦は、空と白ちゃんの常人よりも長けた能力だけで戦うのではなく、ステファニーちゃんやジブリールちゃん、そして、クラミーちゃんやフィールちゃんとの“共闘”によって勝利を掴む展開になってくれるといいんだけど、獣人種（ワービースト）が得意とする“テレビゲーム”にて対戦する空と白ちゃんが、『　　』（くうはく）の最大の弱点ともいえる“コミュ障”を誘発させる秋葉原のような人間がたくさんいることが予想される仮想世界での対戦で出だしからアウトな状態では、先が思いやられることは間違いないですけどね(笑)

　かっこよく決めた直後に“へたれ”になってしまう『　　』（くうはく）のギャップ、たまりませんなぁ(>_<)

　次回、「誘導法(キリング・ジャイアント)」 です!