アルドノア・ゼロ/ALDNOAH.ZERO 第1話 「火星のプリンセス -Princess of VERS-」 感想
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宣戦を布告する―
■アルドノア・ゼロ/ALDNOAH.ZERO 第1話 「火星のプリンセス -Princess of VERS-」
気を抜いたらやられる、絶対にだ!!
そんなわけで、「魔法少女まどか☆マギカ」や「Fate/Zero」といった作品を楽しんでいた方々なら予想出来るであろう本作の脚本を手がけている「虚淵 玄」氏の強烈な作風が、本作でもしっかりと見せ付けられるだろうとは思っていましたが、多くの人々が亡くなり、人間の愚かな一面を強調させられる場面の数々を第1話から堪能させられるというのはなかなか堪えるものがありますよね!!
自分達が生きる世界史とリンクしたアポロ計画がきっかけとなり、月面にて見つかった古代火星文明の遺跡からの未知の技術「ハイパーゲート」による発見により、人類による火星の開拓、移住計画が事実上可能となりながらも、火星移民者による古代火星文明のオーバーテクノロジー「アルドノア」の専有を訴える「ヴァース帝国」による建国により、地球と火星の抗争が長く続き、一時は休戦状態に持ち込んではいたが、地球と火星の融和を願っているヴァース帝国の皇女「アセイラム・ヴァース・アリューシア」ちゃんが地球との融和のための地球に訪れた所を、ヴァース帝国を嫌うテロリストによって襲われたことから、再び地球と火星の争いが始まってしまうという何とも先行きの悪い展開は、先の展開が分からないこその“期待”と同時に、先の展開が分からない“恐さ”というものを植付けてくれるには十分な視聴者を惹き付ける展開だったと思います。
地球の子供達はヴァース帝国の侵攻を阻止するためにロボットに乗る技術を学校に教わり、ヴァース帝国の軍人の多くは地球人を蔑み、ヴァース帝国軍人の権力闘争のための生贄と化しているこの世界、早く救いが欲しいですね・・・
もちろん、一つ一つのヴァース帝国の戦艦が地球へと降下するシーンは、まるでガンダムの“コロニー落とし”を髣髴とさせられるのは容易なことであり、事態を飲み込めていない人々があっという間に消し炭となり、降下するヴァース帝国の戦艦を流れ星と勘違いして喜ぶ子供達が消し炭にならずにEDに入ったというのは本当に安心させられ、もし、あの子供達が最後に消し炭になって今回の内容が終わっていたらと思うと、軽くトラウマになるほどの印象を本作に抱いたかもしれませんね。
ホント、可愛い子供達を殺すアニメは「ブラック・ブレット」でお腹いっぱいなんで勘弁してください。゚(゚´Д`゚)゚。
それにしても、ミサイルの直撃に受けているであろうアセイラムちゃんは大丈夫なんだろうか(汗)
まぁ、第1話からヒロインがお亡くなりになるという衝撃の展開は流石にないと思いますが、アセイラムちゃんが生き残るためには、本作のカギを握っていると思われる「アルドノア」というオーバーテクノロジーの力で何とかするしか今のところは考え付かないかな。
そして、何とか生き延びたアセイラムちゃんを本作の地球側の主人公の少年「界塚 伊奈帆」が助けるというのがベターな展開なんだろうけど、虚淵氏の脚本だからこそ普通の展開は回避して欲しいという変な希望もないわけではないからなぁ、複雑です。
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この記事へのコメント
どうもご無沙汰しております、コメントどうもですm(__)m
>虚淵さんらしいというか、それにしてもスケールの大きさに驚きました。
今回の作品もしっかりと虚淵氏によって世界観が構築されている気がしますよね。
様々な人間模様も楽しめそうだし、カッコいいロボット戦も白熱するといいですね♪
>お姫様は無事なのか
メインヒロインが第1話から退場なんて流石にないと思いたいです(汗)
>虚淵さんらしいというか、それにしてもスケールの大きさに驚きました。
今回の作品もしっかりと虚淵氏によって世界観が構築されている気がしますよね。
様々な人間模様も楽しめそうだし、カッコいいロボット戦も白熱するといいですね♪
>お姫様は無事なのか
メインヒロインが第1話から退場なんて流石にないと思いたいです(汗)
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『火星のプリンセス-Princess of VERS-』
<「今すぐここを離れよう。ミサイルが来る」
1972年、アポロ計画により月にて古代火星文明が発見され、
ハイパーゲートを使い、人々は火星へ移住。
火星の古代テクノロジー「アルドノア」の占有をめぐって、
地球と火星「ヴァース帝国」との間で争いが続いていた。
そして舞台は2014年の日本へ。
アルドノア・ゼロ「第1話 火星のプリンセス -Princess of VERS-」に関するブログのエントリページです。
宣戦を布告する!
火星の騎士たちが空から降ってくる。
鋼で作られた巨人を駆って。 地球人類を殲滅するために。
ストーリー原案:虚淵玄のオリジナルアニメ!
2010年代のロボットものはこうでなくちゃって感じの期待作です。
2クールあるらしいので、じっくり楽しめそうです(笑)
ALDNOAH.ZERO -アルドノア・ゼロ- 01「火星のプリンセス -Pri
宣戦を布告する 火星の騎士たちが空から降ってくる。鋼で作られた巨人を駆って。地球人類を殲滅するために。それが『アルドノア・ゼロ』。この壮大な物語を実現するために、圧倒的な力を持った作り手たちが集結した。心の奥底に踏み込む、強烈な筆力を持った書き手、虚淵玄。美麗かつ大胆な映像表現で、見る者の予想を遙かに超えてみせる、あおきえい。虚淵が原作、あおきが監督をつとめたアニメーション作品『Fate/Z...
1話は面白かったですね。
これからの展開が楽しみです。
とりあえず公式サイトの見にくいのを何とかしてくれないかな(笑)
1972年、アポロ計画の最中に月で地球と火星を繋ぐ古代文明の遺産
「ハイパーゲート」が発見された。
地球はレイレガリア博士を中心とする調査団を火星に派遣。
人類にとっての新天地、火星への進出がその後の長き戦乱の始まりとなることを
この時は誰も知る由がなかっ...
heavenly blueKalafina SME Records 2014-08-06売り上げランキング : 212
アルドノア・ゼロ 第1話。
2014年夏アニメ感想第5段は、
虚淵玄&あおきえいのオリジナルロボットアニメ。
以下感想
<記事内アンカー>
アルドノア・ゼロ 第1話「火星のプリンセス」
映画感想(「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」)
本棚が手狭になってきたので、読み返す可能性の低い単行本20数冊を売却。これでしばらくもつか。
新番組のお試し視聴です。地球人と火星人が戦うロボットものみたいです。現実の世界とは違い、この世界ではアポロ計画の途中で先史文明の遺産が発見されました。その力を使
第1話 火星のプリンセス 地球を見るのは初めての火星ヴァース帝国の 皇女アセイラム。地球人のスレインが地球に関しての授業を 受け持っていた。人類発祥の地、空気と水が青いと嬉しそう。 アポロ17号の有人月面着陸でハイパーゲートを発見。それは火星への移動を可能とする施設。火星に入植した人類。ヴァース帝国を設立し、アルドノアの遺跡を発見した。地球と火星で遺跡の所有権を主張し合う。1999年、火星が...
SFロボットものとして、期待したい作品ですが、1話の印象は期待半分、不安半分といったところでしょうか。アルドノア・ゼロ 第1話 『火星のプリンセス』 のレビュー。
虚淵……あっ(察し)
つか、あおきえい×虚淵×KalafinaってFate/ZEROじゃないっすかwww
しかも澤野さんと梶浦さんとかすごいタッグwww
・どうせみんな死ぬ←どうしてそんなことかいた!
つか、これ全員登場人物主要人物含めて死んでもおかしくないわww
主人公は地球側の少年でいいのかな?
お姉さんが目の前で死にそう。
大尉も兵科教練の生徒たち守って死にそう。
...
「火星のプリンセス -Princess of VERS-」このアニメは火星側と地球側の二人の主人公で視点移動する物語かもしれません。虚淵玄さんの脚本なので期待です!!
十五年前に月をぶっ飛ばされてて危機感もないとか……ないわー。
すべての高校生が機動兵器の操縦を必修科目にしてるぐらいの戦時体制になってて、
火星の親玉のお姫様が友好的にも地上まで降りてきてくれましたという話なんだが、
そのロボで護衛するでもなくミサイルが飛んできたら普通にやられたことになる。
既にロボットアニメとして魅せようって気が皆無でまたヤバそうだなという具合の初回。
...
「私はこれより地球に降りて 親善の務めを果たします」
地球と火星の戦い――
親善の為に地球を訪れたアセイラムが襲撃され 火星騎士が地球へと降下する!
虚淵さん脚本、そして音楽が澤野さんと言う事で気になっていた作品です!
1話は取りあえず 作品の世界観についていくのに一杯一杯な感じでした
…もう少し公式HPを見やすくしてもらえると嬉しいのですが(苦笑)
分割2クールでの...
意外と見てみたいアニメの多い2014年の夏。
感想の方も簡易形式ではありますが、少し増やしてみたいと思います。
(拍手数などを考慮させていただきますが・・・ 多ければ次もやるかも)
今回は「Free! -Eternal Summer-」と「アルドノア・ゼロ」一話の感想です。
では、どうぞ!
Dried Up Youthful Fame(アニメ盤)(2014/07/30)OLDC...
ALDNOAH.ZERO
-アルドノア・ゼロ-
第01話 『火星のプリンセス』 感想
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地球と火星を結ぶ「アルドノア」のハイパーゲート。地球と火星の間に平和は訪れるのか。第1話~ 火星 ~「本当に美しい星。何度見ても心を奪われます。あなたもなつかしいですか...
地球を虎視眈々狙うのは謎の古代テクノロジーを手にした火星騎士達。騎士っていうのが
虚淵さんらしいというか、それにしてもスケールの大きさに驚きました。
お姫様は無事なのか、そもそも乗っていたのは本当に姫だったのか
きになりますね、
続きたのしみにまちます。
mkd(ピンポイントplus) | 2014年07月09日 23:29:27