ハナヤマタ 第5話 「ファースト・ステップ」 感想

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楽しい気持ちを共有しよう―

■ハナヤマタ 第5話 「ファースト・ステップ」

　やめてなるちゃん、これ以上恥ずかしい台詞を連呼しないで!!

　そんなわけで、回を増すごとになるちゃんの成長と言ってもいいであろう立派な言葉があふれ出し、ハナちゃん達だけではなく自分も恥ずかしくなってしまうほど名台詞の数々にニヤニヤしてしまう本作ですが、今回の内容は珍しくシリアス展開が無く、父親を上手く説得した多美ちゃんや、なるちゃんの熱い眼差しによってコロッと落ちてしまったヤヤちゃん達の協力により、なるちゃん達が目指していたよさこい部がようやく創部され、みんなで本物のよさこいを見てはみんなでよさこいを踊る楽しさや面白さに魅了されたなるちゃんが、よさこいを人前で嫌々に踊ろうとするのではなく、“自分から踊りたい”という意思を見せたことは、これからハナちゃん達と一緒に一つのよさこいを作り上げていくためにはとても大切なことだったのではないでしょうかね!!

　誰だって嫌なことをするのは楽しくないというのは言うまでもなく、例えハナちゃんや多美ちゃんが人前でよさこいを踊ることに抵抗が無くても、なるちゃんのように人前で踊ることを恥ずかしがっていたり、真面目によさこい部に入部したわけではないヤヤちゃんのよさこいへのやる気の無さが目立っていたら、みんなで一つものを作り上げるのはとても難しいことなるのでしょう。

　しかし、なるちゃんのように片足をちょっと前へ踏み出すことが出来れば、もう片方の足は自然と付いて来るものであり、ハナちゃん達に好かれ、創部したてのよさこい部の中心にいるなるちゃんが“みんなと楽しくよさこいを踊りたい”という純粋な気持ちが芽生えたことが明るみとなれば、大切ななるちゃんの志に答えてあげたくなるというのが親友や仲間といったものなんでしょうし、なるちゃんの直向きな想いに感銘を受け、自分達もなるちゃんとともに楽しい時間を共有したいと思えるようになり、よさこい部としてみんなで一つになろうとし始める最初の一歩が、シリアス展開を挟まずに良いお話だけで締めることができたというのは素直に良かったと思えましたよ♪

　ホント、今回はシリアス展開が無くてホッとしているけど、なるちゃん達と一緒にいることが多くなったヤヤちゃんが、次第にバンド部と疎遠になっていくのかもしれないという疑念があったり、OPによって完全にネタバレな真智ちゃんのよさこい部への入部に至るまでの道程に少なからずシリアス展開が絡んでくるかもと思うと、よさこい部として新たな一歩を踏み出そうとしているなるちゃん達のよさこい街道は、前途多難な一歩を踏み出したのかもしれませんね・・・

　楽しい日々が思い出になれば、苦しい日々も思い出になるのが青春というもの。若いっていいなぁ(>_<)

　次回、「トライ・トライ・トライ」 です!