魔法科高校の劣等生 第21話 「横浜騒乱編Ⅲ」 感想

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いつまでも守られているばかりではいられない―

■魔法科高校の劣等生 第21話 「横浜騒乱編Ⅲ」

　うん、たまにはサービスシーンで盛り上げていかないとね♪

　そんなわけで、少しずつ達也や魔法科高校に危害を加えるかもしれない謎の組織の暗躍が目立ち始めようとしていますが、エリカちゃんがレオンに裸を見られてしまったり、幹比古が転びかけた美月ちゃんを抑えては美月ちゃんの胸を触ってしまったりと、本作の終盤の盛り上がりに向けたシリアス展開の構築が着々と進んでいく中で、今後間違いなく目立つであろう達也を引き立たせるために、達也と行動を共にすることが多いエリカちゃん達の活躍を光らせていくというのはとても大切ですよね!!

　というのも、視聴者が分かりやすく楽しめるようなレオンが誤ってエリカちゃんのシャワー後の美しい柔肌を見てしまうというラッキースケベ的イベントや、お互いに相手のことを意識しては、二人きりの状況を恥ずかしがってしまう幹比古と美月ちゃんの姿というのは、本作からはあまり感じることのなかった“ラブコメ”の要素を強く感じさせられ、本作を楽しむ上で重要となっている達也の凄さがあまり目立たなくても、達也以外のキャラクター達にもしっかりと本作を楽しむ上で見所があるということを把握するためには、何者かが秘密裏に行動していることを察知していながらも、これといって対処をしているわけではない達也の目立った活躍を見せていない時に把握しておかないと、本作を最後まで見終えたときのエリカちゃん達の印象が薄れていってしまいますからね。

　あぁ、しっかりと典型的なラッキースケベイベントやってのけたレオンと幹比古は、今回だけは達也を差し置いて“主人公”になっていたと言っても過言ではないのでしょうね♪

　もちろん、ラブコメ展開を繰り広げたエリカちゃん達の背景には、論文コンペによる様々な研究成果や新技術の情報を悪用しようとしている何者かに魔法科高校が狙われているという事実を、論文コンペに集中している達也の手を煩わせることなく、自分達の手で論文コンペの安全・安心を守り抜きたい強い想いがあるということを感じることも大切なことであり、エリカちゃんとレオンが達也を監視していた何者かに立ち向かいながらも逃げられてしまった原因を自分達の戦闘での弱さだと分析しては、二人で戦闘での弱さを克服しようと特訓に励んだり、エリカちゃん達とは別に達也や魔法科高校のために力になりたいと感じた幹比古と美月ちゃんも、論文コンペの警備に当たる生徒活動に参加し、自分達の出来る範囲のことで達也達を応援しようとする姿はとても素晴らしいことなのではないでしょうかね!!

　でも、どんなにエリカちゃん達が頑張って印象を強めていったとしても、結局最後の美味しいところは必ず達也が持っていってしまうのでしょうけどね(笑)

　次回、「横浜騒乱編Ⅳ」 です!