魔法科高校の劣等生 第22話 「横浜騒乱編Ⅳ」 感想

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大事の前の小事―

■魔法科高校の劣等生 第22話 「横浜騒乱編Ⅳ」

　あ、強そうな敵キャラがあっさりとやられた(笑)

　というわけで、達也達の論文コンペの発表内容の産学スパイを魔法科高校の生徒達から作り出したり、達也が困難な複製を依頼されていた聖遺物(レリック)を手に入れては悪用しようとしている大きな勢力の存在が、どうやら日本とは違う他国「大亜連合」によるものという「横浜騒乱」編で達也達を引き立てる敵の存在が少しだけ分かってきたというのは非常に大きいことなのでしょうが、これから達也達が「大亜連合」の特殊工作員とぶつかっていく展開に当たり、達也達をしっかりと苦しめるような強い敵キャラが未だに現れてこないというのは少々寂しいですよね。

　「横浜騒乱」編が始まり、初登場の時から絶対に強いと思い込まされては、“人喰い虎”という異名を付けられるくらいの実力と、見た目的にも凶暴で強そうな風貌を晒し続けていた「大亜連合」の特殊工作員のエース的存在「呂 剛虎」が、摩利ちゃんやエリカちゃんの兄である修次をあまり追い詰めることなく倒されてしまうと、今後盛り上がりを見せてくる終盤の戦闘面を、敵キャラの誰が盛り上げていくのかという不安が残ってしまいますし、やはり、単純に強い力と力がぶつかり合うような分かりやすい戦闘を繰り広げてくれる敵キャラの存在は、難しいことを考えることなく素直に凄さを感じ取ることが出来るのでとても大切なことだと自分は思います。

　まぁ、摩利ちゃんに致命傷を与えられて動けなくなった呂が、このまま黙って本作から退場させられることはなく、本当の終盤当たりでもう一花咲かし、“人喰い虎”という異名通りの活躍で盛り上げてくれれば嬉しいですし、せっかくエリカちゃんやレオンが対人戦闘における実力の底上げを図る特訓を行っているわけですから、エリカちゃん達が呂と戦ってくれると否が応でも熱い展開になってくるのではないでしょうかね♪

　ホント、他国の精鋭の特殊工作員よりも実力を上回る魔法技術を持つ魔法科高校が危険視されるのは無理もないことなんですね。正直、みんな強過ぎです(>_<)

　それにしても、最近目立った活躍が殆どないメインヒロインのはずの深雪ちゃんが、疲れて眠る達也へキスをしてみようとしてみたり、下着姿で寝ているところを見せてくれたりと“サービスシーン”でしか活躍出来ないというのはメインヒロインとしてどうなんでしょうね・・・

　次回、「横浜騒乱編Ⅴ」 です!