魔法科高校の劣等生 第23話 「横浜騒乱編Ⅴ」 感想

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MajiでTerrorismが始まる5秒前―

■魔法科高校の劣等生 第23話 「横浜騒乱編Ⅴ」

　全く、物騒極まりない論文コンペだなぁ・・・

　そんなわけで、達也が所持している聖遺物(レリック)の強奪や、各魔法科高校の論文コンペの秘密情報を強奪するために、大勢の人達が詰め掛ける論文コンペにてテロ行為を開始しようとする大亜連合の大胆な作戦が達也達を襲うという最近では目立った活躍を見せていなかった達也が、ようやく重い腰を上げて新たな“凄さ”というもの見せ付けてくれるであろう「横浜騒乱」編の見せ場が訪れようとしていますが、大亜連合から日本を守るために動いている国家機関の士官女性「藤林 響子」さんや、表向きは魔法科高校の保険医だが、本当は公安のスパイとして働いている遥先生、そして、学生である達也達にまで大亜連合のテロ行為が予見され、あらゆる対策が取られているという大亜連合の思惑が完全に筒抜けな状況というのは何とも滑稽としか感じられませんね♪

　まぁ、論文コンペでは毎年何らかのトラブルが起こっているということを踏まえれば、論文コンペをあらゆることから守るために二重、三重の保険をかけておくということは当然のことでしょうし、大活躍が約束されているであろうメインキャラクター達以外のサブキャラクター達にもしっかりと脚光を浴びさせるためには、桐原や服部といった論文コンペを産学スパイから守るために集められた自警団の存在は、達也のような強さや凄さを持っていなくても十分な活躍が見込め、何気に実力者である桐原達を光らせるには打って付けの居場所なのだと思いますよ。

　論文コンペにおいて学生達による自警団を作るという設定がなければ、「九校戦」編の時に一時的に脚光を浴びた「クリムゾン・プリンス」こと一条が、魔法科高校の第3高校の論文コンペ代表者の警護のために、再び登場することはなかったかもしれませんし、実力者揃いの魔法科高校の優秀な生徒達が、非常に分かりやすい悪役と集団戦を繰り広げるであろう今後の展開は、「九校戦」編での達也と一条の熱戦と同様の盛り上がりを見せてくれることを切に願いたいところなのではないでしょうかね。

　ホント、絶対的に目立ってくる達也以外のキャラクター達にも頑張って欲しいなぁ(>_<)

　それにしても、「カーディナル・ジョージ」こと吉祥寺は本当に貧乏くじを引くのが上手いですね(笑)

　「九校戦」編での達也やレオン、幹比古達との一戦では、達也のしっかりと練られた対策によって実力を発揮出来ずに倒されてしまったし、天才と呼ばれる頭の良さを「九校戦」編以上に生かせるであろう舞台である論文コンペでも、自分の論文の発表直前に大亜連合のテロ行為が始まってしまうなんてつくづくついてないキャラクターだなと思わされてしまいましたよ!!

　あれ、「カーディナル・ジョージ」という面白な異名ばかりが先行し、本当の凄さをなかなか見せ付けてくれない吉祥寺は、もしかして“不遇な役回りに長けている”という理由で異名を付けられているのかなぁ・・・

　次回、「横浜騒乱編Ⅵ」 です!