アルドノア・ゼロ/ALDNOAH.ZERO 第11話 「ノヴォスタリスクの攻防 —Wind, Snow and Stars-」 感想
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正しい戦争など、ない―
■アルドノア・ゼロ/ALDNOAH.ZERO 第11話 「ノヴォスタリスクの攻防 —Wind, Snow and Stars-」
さて、誰が一番先にお亡くなりになってしまうのかな・・・
というわけで、地球とヴァース帝国の戦争を止めることが出来ないことに悲しみを抱きながらも、何とかして地球連合軍の基地に攻め込んできたザーツバルム卿が率いる揚陸城や火星製カタフラクト等に使用されているアルドノア・ドライブを停止させ、現状の戦闘だけでも食い止めようと地球側に力を貸すアセイラムちゃんの勇ましさや、ザーツバルム卿が率いる部隊の地球連合軍基地への強襲、そして、揚陸城のアルドノア・ドライブを停止させるための伊奈帆達による揚陸城への強襲など、激しい戦闘が終始続く内容というのは非常に見応えのあるものなのですが、本作も終盤を迎え、伊奈帆達が局地戦という今までの戦闘とは一味違う銃弾が飛び交う戦場に身を置くとなると、あまり考えたくはないにしても“誰かが死んでしまう展開”というものを、ある程度考えておかなくていけないときが来たのではないでしょうかね。
個人的には、第2期でもメインキャラクターとして活躍が期待されているであろう伊奈帆やスレイン、アセイラムちゃんの退場というのはまずないと思っておりますが、伊奈帆達以外のキャラクター達は、誰が亡くなっても今後の展開に活きるということを考えれば、次回当たりは一人くらい地球側に犠牲者が出てもおかしくはないと思うのですよね。
前回、前々回のアセイラムちゃんの首を絞めてしまった一件でのアセイラムちゃんへの改心により、揚陸城のアルドノア・ドライブを停止させるために地球連合軍の基地を脱出しようとしていたアセイラムちゃんをサポートしたライエちゃんは、何だか死亡フラグが立ったみたいで戦々恐々ですし、「戦争だから。」と言って無茶な行動を繰り返し、戦争を食い止めるためには必要最低限の犠牲なら構わない判断を下す伊奈帆の、人間として間違っているかもしれない優しさの在り方を何度も改めさせようとしていたユキさんや、過去のトラウマを克服しようと頑張っている鞠戸大尉も、今まで伊奈帆に守られてばかりな面が目立っていたことから、最後位は伊奈帆の姉として、そして、兄貴分として、若い伊奈帆達を守るために犠牲になるという展開も十分に考えられますからね。
当然、一番良いことは自分の考えが杞憂に終わることなんでしょうけど、様々な作品で見てきたようなありがちな展開ではなく、心に衝撃を残してくれるような面白さが期待され、その期待に上手く応えられていたと思う本作のことを思えば、誰かがお亡くなりになった上で、とんでもない展開が巻き起こる面白さを期待する自分もいるというのも事実なんですよね。
あぁ、早く次回が見たいですっ(>_<)
それはさておき、最近は少しずつ男らしい姿が増えてきたにもかかわらず、クルーテオ卿の専用カタフラクト「タルシス」には搭乗せず、ザーツバルム卿による地球連合軍基地への強襲の混乱に乗じ、アセイラムちゃんを救い出そうと単身で行動しながらも、アセイラムちゃんとは完全にすれ違いで役に立たずというスレインの不甲斐ない活躍は、一騎当千の活躍を見せる伊奈帆とは本当に対照的なものとなり、“目立たない活躍が目立つ”という不思議な魅力を醸し出していましたね。
いつまで経ってもアセイラムちゃんに会えないスレイン、想いが募るばかりですね(笑)
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スレインは今回ほぼ走っているだけでしたが、どうするんでしょうね。
そのままアセイラムを助けるのか、ザーツバルムに付くのか。
フルアーマースレイプニールは格好良かったですね。
プラモで出ないかな。
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ありがとう、エルデリッゾ
やだー、死亡フラグ立ててあげないで!!w
今回はエルデリッゾちゃんの活躍が光ってましたね(笑)
本当にカタクラフトも操縦できるのかも?
ザーツバルムの揚陸城が連合本部に降下。
デューカリオンは緊急出航。
浮遊城へのカタクラフト降下を行うイナホだが…
「セラムさんを敵揚陸城へ案内します」
私にできること。
アセイラム姫の和平を求めた声明もむなしく、
ザーツバルムが揚陸城ごと突っ込んできた!
これにはさすがの姫様もガッカリ…
それでも自分にできることを探し出し、伊奈帆との通信をつないでもらう。
<記事内アンカー>
残響のテロル 第9話「HIGHS & LOWS」
アルドノア・ゼロ 第11話「ノヴォスタリスクの攻防」
秋アニメの放送情報が出揃ってから視聴予定リストを……というつもりだったのですが、放送日が公開されてなくても枠が分かっていれば視聴予定は決められるか。選定入ります。
アルドノア・ゼロ 第11話。
ザーツバルムの連合本部襲撃に対し、伊奈帆たちがとった行動は・・・。
以下感想
EP11: ノヴォスタリスクの攻防 ザーツバルム卿は揚陸城を地球連合本部に向けて降下させる。対するは、地上基地を放棄、全員地下に移動。ザーツバルム卿の攻撃は地下にまで侵攻する。数か所を破られて火星の攻撃隊が侵入する。歩兵部隊はアセイラム姫の抹殺を命じられる。 軌道騎士の侵攻を止める術はないのですか。自身が生存していることを表明しても火星からの攻撃は止まらない。地球との和平を望む姫には辛い現実...
トラウマ克服せず別の仕事をはじめる酔っ払い!
まず過去を乗り越えろよ! パイロット復活のために尺を使ってきたんだろ!?
そんな感じですが、復活してたら軽口叩いて弾の方が避けなくて死んでた?
みたいな口先野郎なのでとりあえず地球全滅でこいつだけ生き残るという、
トラウマ深刻化エンドでもいい気がするぐらい地球の軍隊が弱くて仕方ない話。
あっさり五十パーやられて笑ってたらなんか主...
「ヴァース皇帝の血を引く者なら 強制的に止める事が可能です」
揚陸城の強襲を受ける連合本部――!
自分に出来る事をするため 伊奈帆に協力するアセイラム姫
アセイラム姫の即時停戦を望む言葉は火星には届かず
ついにザーツバルム卿の揚陸城が地球連合本部へと降下――!
迎撃するも揚陸城からのミサイル攻撃によって本部の地下施設まで被弾
ザーツバルム卿もディオスクリアで出撃し...
アセイラム姫の呼びかけもむなしく、戦いは続いています。地球連合本部に到着したアセイラム姫は、火星騎士たちに戦争をやめるように呼びかけました。しかし、ザーツバルム