Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 第6話 「蜃気楼」 感想

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色即是空―

■Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 第6話 「蜃気楼」

　さぁ、様々な陣営が入り乱れてきましたよ♪

　というわけで、今回の内容は、聖杯によって生前の頃の悲願を叶えようとしたいセイバーとは違い、生前に願いを叶えているにもかかわらず、聖杯によって呼び出されているというアーチャーと士郎の会話が奥深い内容となっていたり、ライダーのマスターが登場するたびに“ウザい”と思わせられる士郎の友人で桜ちゃんの兄「間桐 慎二」だったという事実、そして、毎日魔術の鍛錬を欠かさずに行っている蔵で眠ってしまった士郎が、士郎の良き理解者である友人「柳洞 一成」が住んでいるお寺「柳洞寺」を拠点に冬木市中の一般人から生気を奪い、自身の魔力の源としているサーヴァント「キャスター」に捕えられたところをアーチャーに助けられたりと、“過酷な聖杯戦争の緊迫感が今までよりもまた一つ熱を帯び始めた”ということを強く感じさせられるような内容だったのではないでしょうかね!!

　特に、サーヴァントは聖杯やマスターとなった魔術師に都合よく使われる使い捨ての道具や装置のようなものという凛ちゃんと休戦協定を結んでいようと、凛ちゃんのようなしっかりとした心構えのある魔術師ではない士郎のことを快く思っていないアーチャーによる士郎へのサーヴァントの存在意義についての説明は、今はまだ漠然と捉えるだけでいいとしても、記憶が混濁したまま凛ちゃんに呼び出されたアーチャーのことを今後深く知っていけば、アーチャーが士郎に話した説明の意味の重さというものを実感させられるであろう大切なワンシーンだったと思いますし、わざわざ“ただの通りがかり”という偶然を装ってまでキャスターの魔の手から士郎を助けたアーチャーの行動というのも、士郎に対して何らかの強い想い入れがなければ、わざわざ凛ちゃんの命令に無い行動は取らないわけですからね。

　ホント、今後も否が応でも知らされていくことになるのだろうけど、アーチャーは“背中で物事を語ることが出来る“という漢らしさが魅力的なキャラクターですね(>_<)

　それにしても、自分は原作をかなり前にプレイしている身なのですが、結構本編の内容を忘れているということに最近気づかされて来ましたよ。

　当然、キャスターに捕らえられた士郎がアーチャーに助けられたり、セイバーがキャスターに捕らえられた士郎を救出しに柳洞寺に向かい、キャスターの魔術によって柳洞寺は結界が張られた状態の中で、柳洞寺に入るための唯一の門の前で番をする剣豪「佐々木 小次郎」という真名をセイバーに自ら明かしてしまうサーヴァント「アサシン」と一戦を交えるという盛り上がりを見せるところは覚えているのですが、慎二が士郎にライダーのサーヴァントであることを明かしたところや、士郎がセイバーと蔵の中で二人きりになる展開なんかは、「こんな展開あったっけ?」と記憶が曖昧になってました。

　あぁ、盛り上がりを見せる重要なところ以外は、俗に言う“セイバールート”や“桜ちゃんルート”の内容と本作の“凛ちゃんルート”との内容とごっちゃになっているのかもしれないなぁ・・・

　次回、「死闘の報酬」 です!