ハイスクール・フリート 第8話 「比叡でピンチ!」 感想

ハイスクール・フリート 1(完全生産限定版) [Blu-ray] アニプレックス 2016-06-22 売り上げランキング : 340 Amazonで詳しく見る by G-Tools

超えられない嵐は、ない―

■ハイスクール・フリート 第8話 「比叡でピンチ!」

　そう、一人じゃない、みんながいるんだ!!

　ということで、武蔵との再戦だと思いきや、武蔵と見た目が似ており、武蔵と同様に謎のネズミウイルスに犯されている金剛型の戦艦「比叡」との戦闘になった明乃ちゃん達ですが、今回の戦闘では、明乃ちゃんが艦長の立場を弁えない独断的な行動を全く取ることなく、海の仲間は家族という言葉を信じ、晴風クルーや比叡の乗組員の安全を確保しながらも、トラック諸島に住んでいる人達と比叡の乗組員との接触によるパンデミックを引き起こさないために、比叡に対しての最善の対処をするという今までの様々な経験が活きた見応えのある内容だったのではないでしょうかね♪

　やっぱり、物語が終盤に向かう前に明乃ちゃん達が一致団結して一つの物事をやり通すということは、物語を進める上で必要不可欠なことだったと思うし、今後の武蔵戦にも繋がる晴風クルーの絶妙な信頼関係の構築は、今まであった様々な問題を一つ一つ取り上げ、解決してきたからこそ成し得たわけですからね。

　簡単に考えれば、今回のお話は武蔵を解放するためには欠かせなかった前哨戦といったところですかね。

　まぁ、晴風が比叡を座礁させた後の比叡の乗組員の安全性が認められない中で比叡に接近していたり、ブルーマーメイドとして晴風に駆けつけたましろちゃんのお姉ちゃんがセクハラ染みた行動を取ったりと、本作らしい詰めの甘さ、明るいノリを忘れていないのが本作らしいと思わされたところもありますが、とりあえず、これからの終盤に向けての下準備が着実に出来上がってきたというのは大きい要素だったと思いますね。

　とりあえず、比叡の無力化は出来たけど、比叡以外にも謎のネズミウイルスに犯された艦がまだいっぱいいるのよね(汗)

　そして、謎のネズミの出所も少しは判明したのも大きかったと思いますが、謎のネズミが突発的に生まれた希少種で、たまたま不幸が重なり感染者を増やしていったというパンデミックだったというのはちょっぴり残念な設定であり、もっと政治的な黒い設定を想像していた自分としては、割とあっけなく自体が分かってしまったことに驚きを隠せませんでしたね。

　まさか、廊下からの立ち聞きで事態の謎の一部が解けてしまうだなんてね、あっさりしすぎです(笑)

　それにしても、武蔵との再戦まで終盤の序盤は何をしていくのでしょうかね・・・