ハイスクール・フリート 第12話 「ラストバトルでピンチ!」 感想

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待てば海路の日和あり ―

■ハイスクール・フリート 第12話 「ラストバトルでピンチ!」

　晴風、お疲れ様でした｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

　というわけで、一致団結して強敵である武蔵に立ち向かい、古庄教官やミーちゃん等の増援も功を成し、晴風に積まれていたロケット弾やパラシュートを思いがけない方法で使いこなすことで、ようやく武蔵を止めることが出来たという完全に晴風対武蔵に主軸を置いた総力戦が今回の見所といった感じでしたが、まさか、明乃ちゃん達が全員陸地に帰還したと同時に晴風が沈没してしまうというオチで本作が終わりを告げるとは予想だにしない事態でしたね!!

　まぁ、晴風はかなりの速度から武蔵に接艦していましたから、武蔵より小型の艦である晴風にとってはかなりの衝撃となり、最終的には沈没に至るまでのダメージ量となっていたと思われるのですが、武蔵への強烈な接艦で誰も負傷せずに済んでいたり、機関部が浸水し始めている状態で普通に動いていたりと、細かなことが気になってしまったというのが、本作を素直に楽しむ上では除外したいことだったのかもしれませんね。

　一応、謎のネズミの一件は解決せずに放置したまんまになっちゃったし、晴風が沈んで綺麗に終わりを告げるということは、続編を作るという流れでもないということみたいですし、序盤から謎だらけの設定で数々の想像・妄想をさせられただけに、細かなことが気になってしまっていたというのは今に始まったことではないのですけど、数少ない情報から今後の展開を予想したり、成功と失敗を繰り返しながら、着実に成長をしていく明乃ちゃん達の姿を温かく見守ったりと、毎回面白かったと思える部分も当然あるわけだったので、最後で物事を綺麗に収束させることが出来なかったというのはちょっぴり残念なことでしたね。

　あぁ、せめて謎のネズミ問題だけでも解決してくれればスッキリと本作を見終えることが出来たのだろうけど、晴風の沈没エンドはありっちゃありですかね。

　もちろん、もえかちゃんの無事をずっと信じていた明乃ちゃんと、きっと明乃ちゃんが助けに来てくれると信じていたもえかちゃんの久しぶり再会は感動が必至であり、途中から最後はこうなると分かってはいたものの感動させられるというのは、それだけ二人の相思相愛の関係が好きだったということだったということなんでしょうけど、明乃ちゃんとましろちゃんのちぐはぐだった関係から信頼しあえる関係になっていく様も忘れてはいけない素敵な関係だったと思いますし、何より、艦長である明乃ちゃんと晴風クルーとの信頼関係の構築は、本作の後半の晴風の活躍を語る上では外せないことだったのではないでしょうかね。

　少しずつ信頼を築いていき、最後には海の仲間、家族として一致団結していった晴風クルー。結局、みんなの名前は覚えられずに最後まで来てしまった(泣)

　それでは、「ハイスクール・フリート」の感想はこれにてm(__)m