ラブライブ! サンシャイン!! 第9話 「未熟DREAMER」 感想

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全ては、君がために―

■ラブライブ! サンシャイン!! 第9話 「未熟DREAMER」

　心を開いて、素直になろう!!

　そんなわけで、果南ちゃんは本物のお嬢様である鞠莉ちゃんの将来の選択肢を増やそうとするために、鞠莉ちゃんやダイヤちゃんと一緒にスクールアイドルになることを諦めようとしていたことを胸に秘めていたり、かつて、スクールアイドルとして東京のステージで歌おうとしていたが歌えなかった果南ちゃんの理由が、怪我をしていた鞠莉ちゃんに無理をさせたくないという気持ちからわざと歌わなかったということが判明したりと、今まで明かされてこなかった3年生組みのチグハグだった伏線が一挙に解決するというスッキリと見終えることが出来た今回のお話は、親友同士であった果南ちゃんと鞠莉ちゃんにあった拗れがようやく解れ、二人には欠かせないもう一人の親友・ダイヤちゃん等3年生組みが最終的にAqoursに加入するというようやく本当のAqoursとしてスタートの幕が切って落とされたといった感じですかね♪

　とりあえず、結果的には3年生組みが蟠りなくAqoursに加入し、これからがAqoursとしての真価が問われていくといった感じになっていくのでしょうが、今まで見てきた中で3年生組みにとって本当に必要だったことは、お互いが本心を包み隠さずに打ち明けることが出来なかったことという点ですよね。

　果南ちゃんは鞠莉ちゃんのために、鞠莉ちゃんは果南ちゃんのための想いを、もっと早く、正直にお互いに話し合っていれば、今までのような辛い思いをせずに来られたかもしれなかったわけですし、二人の本当の気持ちを分かりながらも、ずっとお互いの正直な気持ちのこと打ち明けることを拒んでいたダイヤちゃんが上手く間を取り持っていたらと思うと、もっと3人には明るい未来が待っていたように感じ取れる気がしましたけどね。

　でも、大切な人に正直に話すことってとても難しいことなんですよね。

　誰だって大切な人に正直な気持ちをぶつけた時に返ってくる反応が、自分が思い描いていたものと違えば恐怖すら感じるかもしれないですし、自分の言葉によって相手を傷つけてしまうかもしれないと思うと、ちょっぴり正直になるのも躊躇したくなるかもしれない。

　まぁ、果南ちゃん達の場合は、お互いがお互いのことを良く知り、お互いの正直な気持ちを言葉だけではなく、ハグという愛情表現で分かり合うという素晴らしい形での和解が生まれたことは素直に微笑ましく、その後に待つ9人となったAqoursで歌い上げる挿入歌「未熟DREAMER」も、すれ違いや食い違いがあっても、仲間とならきっと乗り越えていけるという強いメッセージや、自分達はまだまだ色々と発展途上な若者であるという今の千歌ちゃん達らしい曲に仕上がっていてとても良かったと思えましたしね♪

　あぁ、9人揃ったAqoursの未来とは、一体どんな明るいものが待っているんでしょうね(^O^)

　それにしても、Aqoursの名づけ親がダイヤちゃんだったとはなぁ、意外と黒いですなぁ。黒澤だけに(笑)

　次回、「シャイ煮はじめました」 です!